斎藤修の重賞ピックアップ

【9/26園田・姫山菊花賞】園田再挑戦でユアヒストリー

 船橋のユアヒストリーは昨年9月以降、重賞では惜しいところで勝ち切れないながら、他地区遠征も含めて重賞・オープン特別で7戦すべて3着以内。今回は6月の六甲盃以来3カ月半ぶりの実戦となるが、その六甲盃では、逃げたラッキードリームに3コーナー過ぎで並びかけると、コーナーワークで一旦はやや置かれたもののゴール前でもう一度差を詰めクビ差まで迫った。ラッキードリームが大井に移籍して不在となった今回は重賞初制覇のチャンスといえそう。
 地元キリンジは中央在籍時に、ジャパンダートダービーJpnIも含め地方のダートグレードで2着3回。転入2戦目の前走摂津盃では1番人気に期待されるもミステリーボックスの3着に敗れたが、向正面からペースアップした勝負どころでは中団から動き出しが遅れた。しかも勝ったミステリーボックスより5kg、2着ウインドケーヴより3kg重い58kgのハンデを背負ってのこと。定量56kgの今回は再度の期待だ。
 ソリストサンダーは中央時に武蔵野ステークスGIIIを制し、かしわ記念JpnI・2着2回、南部杯JpnI・3着などの実績。昨年大井に移籍し、9歳になった今年は10カ月ぶりの復帰戦となった金沢スプリントカップ2着。そこから上積みがあれば勝ち負けまで期待できる。
 前述のとおり53kgで摂津盃を制したミステリーボックスは、今回定量戦となり、さらに他地区からの遠征馬との対戦でどこまでやれるか。
 摂津盃2着のウインドケーヴ、中央オープンから移籍して4戦目となる船橋のパワーブローキングらも争覇圏。
 ◎6ユアヒストリー
 ◯9キリンジ
 ▲11ソリストサンダー
 △1ミステリーボックス
 △8ウインドケーヴ
 △7パワーブローキング
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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