斎藤修の重賞ピックアップ

【10/29名古屋・ネクストスター名古屋】前走の雪辱ページェント

 ページェントは門別で3戦、惜しくも勝ちきれないままでの転入。初戦のセレクトゴールドでは3コーナーからケイズレーヴと一騎打ちとなり、直線で振り切った。続く前走のセレクトゴールドではそのケイズレーヴの2着に敗れたが、前3頭が競り合うハイペースで、ケイズレーヴはそれを見ながら抜け出したところ、ページェントは中団から追いかけたが直線では脚色が同じになってしまった。真っ向勝負ならこの馬が能力上位とみる。
 3カ月のブランクを挟んでデビューから2連勝がカワテンティアラ。2走目の前走では1番枠からのスタートで、ほとんど仕掛けずとも持っていかれるような感じで先頭に立ち、岡部騎手ががっちり抑えるほどのスピードだった。ゴール前ではアップショウグンに差を詰められたが、最後は流してのもの。気性的に難しい面がありそうだが、うまくコントロールできれば能力は相当なものがありそう。
 ミトノプライドは6戦目の前走で初勝利。3番手から直線で抜け出し、まだ余裕があった。1500メートル良馬場の勝ちタイム1分35秒1は、◎○ともほとんど同じ。ここ3戦で走破タイムを約1秒ずつ縮めてきただけに、さらなる充実も期待できそう。
 ケイズレーヴは4戦3勝、2着1回。ここ2走でページェントと勝ち星を分け合った。持ちタイムでいえばこの馬の前走1分34秒9が最速だが、今回は重賞で木之前騎手の2kg減がなくなってどうか。
 エレインアスティは、前走逃げてミトノプライドの2着。アップショウグンは前走3コーナーからロングスパートでカワテンティアラに迫った。ともに成長次第では逆転もありそう。
 ◎8ページェント
 ○10カワテンティアラ
 ▲4ミトノプライド
 △9ケイズレーヴ
 △2エレインアスティ
 △6アップショウグン
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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