斎藤修の重賞ピックアップ

【11/24ばんえい・ドリームエイジカップ】格が違うメムロボブサップ

 世代別に賞金上位2頭ずつ出走する重賞で、それなりに負担重量の差があるため若馬の好走も可能で、過去5年では4歳馬が2勝、2着3着各1回、5歳馬が1勝、2着2回。ただそれらのほとんどはトップハンデと、牡馬で30キロ以上のハンデ差があった。唯一の例外といえるのがメムロボブサップで、2着だった4歳時はトップハンデと20キロ差、5歳時はなんとトップハンデで2着だったように、若い頃から格が違った。そして昨年5歳で制した牝馬サクラヒメはトップハンデと40キロ差だったが、牝馬の20キロ減を別とすれば20キロ差。若い時期から例外的な能力を示していたこの2頭がここでも中心となる。
 そして2歳・3歳・4歳の三冠計九冠のうち七冠のキングフェスタは現5歳世代では最上位の格付けで、トップハンデと30キロ差の760キロは恵まれた。チャンスは十分。
 今シーズン古馬重賞で入着を続けるコウテイも770キロなら勝負になりそう。
 前走オープンを制した5歳馬ツガルノヒロイモノは、キングフェスタより10キロ重い770キロでどうか。
 タカラキングダムは4歳で770キロは楽ではないが、ばんえいダービーを制し、今年4歳二冠を制して、ここまで9戦連続連対でオープン特別も制しているだけに、冒頭で示した別格級の能力があるかもしれない。
 オーシャンウイナーは古馬重賞での実績はないが、8月からの3連勝ではオープン勝ちもあり、ここにきて力をつけた。
 ◎7メムロボブサップ
 ○10サクラヒメ
 ▲2キングフェスタ
 △5コウテイ
 △1ツガルノヒロイモノ
 △8タカラキングダム
 △6オーシャンウイナー
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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