斎藤修の重賞ピックアップ

【11/29笠松・ウインター争覇】古馬相手でもフークピグマリオン

 東海三冠馬フークピグマリオンは、2歳の年末にA4に格付けされ古馬を蹴散らしたが、今回はそれ以来の古馬相手で、古馬重賞初挑戦。東海優駿、秋の鞍でフークピグマリオンの2着だった笠松のキャッシュブリッツが、古馬初対戦となった北陸近畿交流の重賞オータムカップを勝っているという力関係。今回は東海限定の重賞ということであれば、フークピグマリオンで十分勝負になりそう。
 イイネイイネイイネは昨年秋に中央から戻り、A級でも下の組に格付けされ着実にクラスを上げてきた。3走前のA1特別が今回と同じ笠松1900メートルで、良馬場2分3秒8という好タイムで勝利。一昨年3歳時以来の重賞制覇も期待できそう。
 キャッシュブリッツはフークピグマリオンと4度の対戦で跳ね返され続けたが、古馬重賞を勝っての成長があれば逆転の可能性も。
 ここにきて充実がうかがえるのがハディア。今年春にはやや落ち込んだが、夏の休養から復帰しての9月以降はA級特別で4戦して2勝、2着3着各1回。昨年末の東海ゴールドカップでは4着だったが、そのときより相手が軽いメンバーだけに勝ち負けまでありそう。
 前走シトリンオープンでは8番人気ながら2着好走でハディアに先着したタイセイドリーマー、昨年重賞3勝も今年は勝ち星がないブリーザフレスカらも争覇圏。
 ◎10フークピグマリオン
 ○3イイネイイネイイネ
 ▲2キャッシュブリッツ
 △1ハディア
 △6タイセイドリーマー
 △9ブリーザフレスカ
 
 ウインター争覇の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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