斎藤修の重賞ピックアップ

【12/1金沢・中日杯】重賞最多勝記録を賭けてハクサンアマゾネス

 いよいよハクサンアマゾネスの引退レース。前走兵庫クイーンカップを勝って園田では4戦4勝。重賞は通算25勝となり、地方競馬の重賞最多勝記録、ばんえいのオレノココロの25勝に並んだ。勝って記録更新で引退となるかどうか。前回地元の読売レディス杯は3着だったが、金沢1500メートルは不得手とするコース。しかし今回は2000メートル。出遅れてもリカバリー可能な舞台で、しかも地元馬同士なら負けられない最後の一戦だ。
 相手筆頭は岩手から転入2戦目のヴァケーションでどうだろう。今シーズンの岩手では勝ち星こそなかったものの赤松杯3着、シアンモア記念2着。ベストはマイルだが、昨年2000メートルのみちのく大賞典を逃げ切っており、マイペースの逃げに持ち込めれば、ハクサンアマゾネスを封じ込める場面もあるかもしれない。ただマリンデュンデュンとの先行争いはカギになりそう。
 中央未勝利から転入して6連勝と底を見せていないのが3歳のナミダノキス。石川優駿、サラブレッド大賞典を制し、古馬初対戦となった前走A2特別では、逃げていたフィードバックと3コーナーから一騎打ちとなったが、直線突き放して3馬身差。3着にはさらに7馬身差をつけた。いきなりの中日杯でも通用する可能性はある。
 6月の百万石賞でハクサンアマゾネスに7馬身差2着だったダイヤモンドライン、同3着だったテトラルキアは、その差を詰めることができるかどうか。
 高知の最下級条件から今シーズン転入してA級まで出世してきたホウオウジュレップが一線級相手にどこまでやれるか。
 ◎5ハクサンアマゾネス
 ○11ヴァケーション
 ▲9ナミダノキス
 △8ダイヤモンドライン
 △12テトラルキア
 △1ホウオウジュレップ
 
 中日杯の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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