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【3/20笠松・マーチカップ】連勝で重賞タイトル狙うメイショウタイセツ

 メイショウタイセツは、中央では4戦していずれも二桁着順だったものの、名古屋移籍後は下級条件から8連勝。転入初戦の3歳戦こそ後方からの追走でクビ差の辛勝だったが、その後の7戦は2着に4馬身以上の差をつける一方的なレースばかり。前走1700メートルのA2特別の勝ちタイム1分50秒1は、同距離の古馬重賞の勝ちタイムとの比較ではやや平凡だが、2着に7馬身差をつけた3走前2000メートルのBC級準重賞の勝ちタイム2分9秒6は、昨年の東海菊花賞や、過去3年の名港盃の勝ちタイムとの比較でも遜色ないもの。初めての笠松コースがどうかだが、ここまでのパフォーマンスからは重賞を狙える器といってよさそう。
 中央オープン勝ちの実績で笠松に移籍したのがサヴァ。東海ゴールドカップ3着は、中央での実績を考えれば距離が長かった。1900メートルの白銀争覇は中団から早めに位置取りを上げると直線先頭に立っていたブラックバトラーをとらえ、2馬身差をつける完勝での重賞初制覇となった。さすがに前走JpnIIIのかきつばた記念は相手が強かったが、1600メートルの距離はもっとも能力を発揮できる舞台だ。
 マッドルーレットは南関東A級から名古屋に移籍してここまで4戦。重賞では掲示板までだが、A1特別を2戦2勝。名古屋1700、2000メートルの持ちタイムではメイショウタイセツにやや劣るが、埋められない差ではない。
 ここまで3頭の能力がやや抜けている感じで、白銀争覇でサヴァの5着だったチュウワノキセキ、笠松でA1特別勝ちがあるコトシロらに一角崩しがあるかどうか。
 ◎9メイショウタイセツ
 ◯4サヴァ
 ▲6マッドルーレット
 △8チュウワノキセキ
 △2コトシロ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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