斎藤修の重賞ピックアップ

【3/23水沢・あやめ賞】大井好走を評価してピカンチフラワー

 ピカンチフラワーは5月に盛岡ダートのデビュー戦を勝ったのみで、ビギナーズカップでは差のある3着、ネクストスター盛岡では7着と、当初は目立った成績が残せていなかったが、グランダム・ジャパン2歳シーズンのプリンセスカップでは北海道勢上位独占の一角を崩す4着で地元馬最先着。冬の間は大井に一時移籍し、2戦目となった前走3歳戦では勝ち馬からコンマ5秒差の4着とまずまずの好走を見せた。冬季の休み明け2戦目というメンバーが多いなかで、1月、2月にもコンスタントにレースを使われてきたアドバンテージもある。
 スノーミックスは9月の新馬戦こそ2着だったが、続く2歳戦では2着に8馬身、6馬身という圧倒的なレースぶりで連勝。年明け初戦となったスプリングカップは、勝ち馬には離されたとはいえ、4着は牝馬最先着。同世代の牝馬同士なら能力上位といえそう。
 コニパは、重賞では目立った結果を残せていないながら12月3日の岩手デビュー限定の特別戦で勝ち馬と2馬身差2着。勝ったミヤギヴォイジャーはその後、金杯2着、スプリングカップ3着と世代上位の実力だった。
 浦和からの転入初戦となるラグーンは、デビューした高知で2勝を挙げ、浦和移籍後は初戦で3着に好走したのみだが、南関東では5戦とも特別戦で、重賞でも上位争いの馬たちとの対戦も多かった。牝馬同士なら重賞初挑戦でも上位を狙えそう。
 サンカリプソは2歳時の重賞では4着が最高だったが、12月には2歳B1戦で3着、1着と、終盤で充実。今回は2カ月半の冬休み明けでどこまで仕上がっているか。
 ◎6ピカンチフラワー
 ○5スノーミックス
 ▲2コニパ
 △7ラグーン
 △3サンカリプソ
 
 あやめ賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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