斎藤修の重賞ピックアップ

【3/9ばんえい・イレネー記念】成長度と安定感でスーパーシン

 ナナカマド賞を制したキョウエイエース、ヤングチャンピオンシップを制したスーパーシン。この世代はこの2頭を中心に推移してきたが、ここにきてやや明暗分かれてきたように思える。別定重量を背負わされているとはいえ、キョウエイエースは12月以降に3度馬券圏内を外したのに対して、スーパーシンは11月以降で負けたのは翔雲賞の3着だけ。若馬は成長の度合いによっても大きく変わってくるので、ここは近走の成績が安定しているスーパーシンを中心にする。
 一方でキョウエイエースは、ヤングチャンピオンシップではスーパーシンより10kg積んでいたし、ペースが速いと行き過ぎてしまい最後にバテてしまうようだ。今回全馬にとって未知の重量で、それで流れが落ち着けばキョウエイエースの巻き返しというシーンもあるかもしれない。
 翔雲賞では2強に対して20kg軽い重量を活かして1、2着だったのがスターイチバン、ココロノニダイメ。スターイチバンはスーパーシンとのゴール前の追い比べでの重量差が大きかったし、ココロノニダイメは障害6番手から行き脚衰えず追い込んだ。スターイチバンは前走こそ重量を積まれて5着だったが、11月30日以降で3着以内を外したのはそれだけ。ココロノニダイメは年明け5戦して4連対。ともに、ここにきての成長を感じさせる。
 アバシリタカラコマはここ2戦がいまひとつだが、ヤングチャンピオンシップではそれほど差のない3着に入り、ここまで全4勝のうち10月以降に3勝を挙げているように確実に成長を見せている。
 ◎4スーパーシン
 ○5キョウエイエース
 ▲9スターイチバン
 △3ココロノニダイメ
 △1アバシリタカラコマ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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