斎藤修の重賞ピックアップ

【4/13高知・二十四万石賞】距離を味方にロッキーサンダー

 ロッキーサンダーは中央3勝クラスから昨夏転入。C1級から順調にクラスを上げ、重賞初挑戦となった昨年末の高知県知事賞ではユメノホノオを追いかけるように進出すると、直線で差を詰めることはできなかったものの3馬身差で2着。姫路に遠征した白鷺賞(2000メートル)は6着だったが、先着された5頭のうち、勝ったオディロンこそ重賞初制覇だったが、それ以外の4着はいずれも重賞ウイナーという相手を考えれば悪い競馬ではなかった。前走1600メートル戦ではプリフロオールインに半馬身差2着だったが、今回1900メートルへの距離延長で能力を発揮する。
 ニクソンテソーロは、御厨人窟賞で4コーナーほとんど最後方という位置から直線一気に伸び、メイショウウズマサと同着での重賞初制覇となった。続く前走黒船賞JpnIIIでも4コーナー後方から一気に追い込み、3着エンペラーワケアにクビ差4着と見せ場十分。今回のメンバーなら能力上位は間違いないが、好走の多くが1300/1400メートルだけに、1900メートルという距離がどうか。
 プリフロオールインは昨年3歳時に黒潮菊花賞まで連戦連勝で快進撃を続けた。しかし園田・楠賞で10着と初めて着外に沈んで以降、今ひとつの成績。前走ブラッドストーン特別では4コーナーで先頭に立つと、直線で迫ったロッキーサンダーを半馬身差で振り切り、黒潮菊花賞以来7カ月ぶりの白星となった。圧倒的に強いレースをしていた以前とくらべると、普通に強い馬というレベルのレースぶりだが、その勝利をきっかけに上昇を期待したい。
 だるま夕日賞で、ユメノホノオ、プリフロオールインをまとめて負かしたティアップエックスも能力的に差はなさそうだが、高知ではまだ一度しか走っていない1900メートルでどうか。
 大井から転入4戦目の今回、高知で重賞初挑戦となるエスポワールガイ、中央3勝クラスから転入して条件戦ではあるものの6戦すべて3着以内のエクセレントタイムらも連下争いなら。
 ◎1ロッキーサンダー
 ○6ニクソンテソーロ
 ▲3プリフロオールイン
 △7ティアップエックス
 △4エスポワールガイ
 △8エクセレントタイム
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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