斎藤修の重賞ピックアップ

【4/15水沢・赤松杯】ここは通過点フジユージーン

 岩手期待のフジユージーンが4歳になっていよいよここから始動。デビュー以来、負けたのはダートグレードの不来方賞JpnIIIとジャパンダートクラシックJpnIだけ。距離短縮となった園田・楠賞は、全国から集った同世代の一線級相手に見事に接戦を制した。そのレースぶりから適距離はマイルあたりだろうか。古馬初対戦とはいえ地元同士なら負けられない一戦だ。
 ヒロシクンは昨シーズン中央1勝クラスから転入して10戦7勝。負けたのはダートグレードの2戦と桐花賞での4着だが、その桐花賞はグランコージーとハナを争っての厳しいペースで、相手がブービー11着に沈んだところ、ヒロシクンは勝ったライアンにコンマ3秒差の4着はむしろ好走といえる。今回は単騎マイペースの逃げが叶いそうなメンバーで、フジユージーン相手にどこまで粘れるか。
 一昨年秋に重賞3連勝と快進撃を見せたノーブルサターンは、昨年は勝ち星こそなかったものの、それでもシアンモア記念3着、大晦日の桐花賞はクビ+ハナ差という大接戦の3着。一昨年ほどの勢いがないとはいえ、明けて11歳でもまだまだ元気だ。冬休み明けの初戦でどこまで仕上がっているか。
 スズカゴウケツは秋?冬にかけて移籍していた南関東では4着が最高の成績だったが、昨年はあすなろ賞を制し、移籍前にはかきつばた賞、神無月特別と盛岡マイル戦を連勝していた。岩手に戻れば上位争いが期待できる。
 ◎4フジユージーン
 ◯5ヒロシクン
 ▲8ノーブルサターン
 △7スズカゴウケツ
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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