斎藤修の重賞ピックアップ

【6/29金沢・加賀友禅賞】安定感でショウガマッタナシ

 石川優駿1、2着馬が揃って出走してきた。勝ったビバロジータはレース後の疲れを心配していたし、ショウガマッタナシは目一杯の仕上げで臨んでいたにもかかわらず、中1週での出走は、牝馬同士で相手が楽になるということだろうか。2歳時から互いに重賞戦線でしのぎを削ってきた2頭は、ともにここまで重賞2勝で2着も複数回。この2頭を巡る争いと見ていいだろう。
 石川優駿では直線で外からショウガマッタナシが抜け出して勝ったかと思ったところ、内を突いたビバロジータが差し切った。ただビバロジータは道中で他馬を気にするなど力を発揮できないときがあり、それゆえ勝つときは強いが負けるときはあっさりというタイプ。一方でショウガマッタナシはここまで15戦して3着以内を外したのは2歳時の11月、12月の2戦だけ。連軸としてはりショウガマッタナシが信頼できる。
 3番手は、岩手から転入2戦目でこの2頭とは初対戦となるスノーミックス。岩手では牝馬同士の留守杯日高賞で3着があり、転入初戦は1番人気でアタマ差2着に負けたものの、1500メートル1分36秒3は不良馬場とはいえまずまずのタイム。
 さらに4番手も2強と未対戦のエコロルキナ。名古屋から転入3戦目の1400メートル戦を6馬身差で圧勝。1400メートル良馬場の1分29秒9は好タイム。続く前走では8着惨敗だったが、スタートで後手を踏んで位置取りを悪くしたため度外視としていいだろう。
 北日本新聞杯で3着、4着のエムティパル、ゴールドパースはどこまで差を詰められるか。
 ◎11ショウガマッタナシ
 ◯10ビバロジータ
 ▲9スノーミックス
 △5エコロルキナ
 △1エムティパル
 △4ゴールドパース
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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