斎藤修の重賞ピックアップ

【7/13金沢・兼六園スプリント】鬼に金棒ケイズレーヴ

 ケイズレーヴの実績が際立つ。デビュー以来、3着以内を外したのはJpnIIの兵庫チャンピオンシップだけ。それも5着とはいえ地方馬最先着。2歳から3歳にかけて重賞では惜しいところで勝ちきれなかったが、4月のネクストスター中日本で重賞初制覇を果たすと、兵庫チャンピオンシップを挟んで、ぎふ清流カップも勝利。ここ2戦は吉原寛人騎手が手綱をとっており、その吉原騎手にとって地元の金沢なら、まさに鬼に金棒。吉原騎手は6月に重賞6勝。そして7月にも8日に金沢クイーン賞、9日には川崎でスパーキングレディーカップJpnIIIを制した。今週だけで重賞3勝となるかどうか。
 リトルサムシングは中央所属として出走した川崎1500メートルの条件交流を7馬身差圧勝で初勝利を挙げての転入。そして金沢初戦も1番枠からハナを主張すると、直線後続を突き放して逃げ切った。その前走は不良馬場ゆえに割引が必要かもしれないが、1400メートル1分27秒2は、古馬重賞でも通用するタイム。
 エバーシンスは重賞勝ちこそ2歳時のラブミーチャン記念だけだが、東海優駿を含め重賞3着が3回。前走古馬A4格付けの1500メートル戦を制したことは評価できる。
 ケイズレーヴを中心にここまで3頭の勝負だろう。3歳になって成績に波があるセンゴクブショウ、中央未勝利から転入して初勝利のあと4戦連続2着のバム、中央未勝利から転入して3連勝のあと石川優駿は大敗だったジューンノールックらは連下の候補。
 ◎5ケイズレーヴ
 ◯1リトルサムシング
 ▲3エバーシンス
 △10センゴクブショウ
 △9バム
 △7ジューンノールック
 
 兼六園スプリントの出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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