斎藤修の重賞ピックアップ

【7/19佐賀・吉野ヶ里記念】得意の距離でマイネルサハラ

 マイネルサハラは中央2勝クラスから転入して11戦6勝だが、1400メートルに限ると7戦6勝、2着1回とほぼ完璧な成績。佐賀がばいスプリントでは5着に負けているように、たった100メートルの差ではあるものの1300や900メートルではレースが忙しい。前走良馬場1分28秒0というのも好タイムで、ここに来て連勝と調子を上げて臨む一戦だ。
 ダイリンウルフも昨年末に門別から戻って以降好調で、8戦して3着以内を外したのが姫路遠征の1戦だけ。佐賀の1400メートルでは4戦オール連対。重賞ではあるものの佐賀はレースによっては減量が適用され、今年デビューしたばかりの長谷川蓮騎手での3キロ減はかなりのアドバンテージ。その長谷川騎手にとっては、佐賀ユースカップで1番人気のツモで着外だった悔しさもあるだろう。若き鞍上にとっても名誉挽回のかかる一戦だ。ただこの馬は昨年も一昨年も8月から秋にかけて門別で走っているように、夏の暑い時期がどうなのかはちょっと気になる。
 準重賞と重賞で3連勝と絶好調はビキニボーイ。1400メートルの北山湖賞は中団から4コーナー手前で早めに抜け出して勝ったが、その後も含めてスタートがいまいち。このメンバーのこの距離で、スタートで後手を踏むと厳しい場面もありそうと見て3番手評価まで。
 デジタルサイオンは1年前に大井から転入し、佐賀ではB級からA級の一般戦まで17戦オール連対。ただそのうち2着が10回と勝ちきれないレースも多く、重賞初挑戦でどこまでやれるか。
 前走大分川賞でダイリンウルフの2、3着だったヴァガボンド、オオイチョウも争覇圏。
 ◎3マイネルサハラ
 ◯7ダイリンウルフ
 ▲9ビキニボーイ
 △10デジタルサイオン
 △4ヴァガボンド
 △6オオイチョウ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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