斎藤修の重賞ピックアップ

【8/24盛岡・OROカップ】10歳でもゴールドギア

 10歳のゴールドギアはここにきて2連勝と復活した印象。4年も前になるが中央芝のオープン勝ちがあり、一昨年盛岡の芝で3戦好走。OROカップは3着だった。昨年盛岡の芝コースが使えなくなったのは、この馬にとっては残念だったと思われる。ただダートでも、すずらん賞、北上川大賞典でともに3着と好走していた。名古屋に移籍して笠松のA1特別を勝って再転入初戦となった前走せきれい賞は、道中縦長の中団から徐々に位置取りを上げると、手応え十分に4コーナーを回って直線突き抜けた。岩手では2023年のかきつばた賞以来、じつに2年ぶりの勝ち星となった。得意の盛岡芝コースで連勝を狙う。
 浦和から遠征のリュウノアンは、3年前の3歳時に盛岡芝のはまなす賞を制した。今年春はC1で足踏みしていたが、ここ3戦、浦和2000メートルの特別戦で1、3、1着と上昇。その実力で、盛岡芝実績があれば勝ち負けまで狙える。
 マンダリンヒーローはアメリカ遠征から帰国して以降、勝てそうで勝てないまま5歳になった。特にここ3戦は着外が続いて、人気を落とすなら狙ってみたい。芝初挑戦となるはずだった昨年のせきれい賞は、前述のとおりダート変更となって、それでも2着好走。ダートコースで予定されていたOROカップは悪天候で取止めになるなど運もない。1年越しとなる芝への初挑戦で変わり身を見せるかどうか。
 中央で芝オープン勝ちの実績があったシャイニーロックは、今年岩手に転入して下級条件から連勝、前走いしがきマイラーズを6馬身差で圧勝した。しかしながら、11番人気で2着だったグレートキャンベラは続くせきれい賞で8着、3着だったカナオールウェイズもせきれい賞で5着と、いしがきマイラーズはレースレベルにやや疑問が残るだけに、シャイニーロックは相手候補まで。
 一昨年のせきれい賞を制した大井のヴィゴーレ、南関東のA2B1特別で好走しているペルマナントらも軽視はできない。
 ◎6ゴールドギア
 ◯2リュウノアン
 ▲9マンダリンヒーロー
 △3シャイニーロック
 △7ヴィゴーレ
 △4ペルマナント
 
 OROカップの出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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