斎藤修の重賞ピックアップ

【10/26高知・ネクストスター高知】圧倒的なスピードでエンドレステイル

 新馬戦の勝ち方がネットなどで話題になっているエンドレステイル。スタートから鞍上がほとんど仕掛けることなく、向正面ではすでに後続との差を10馬身ほどに広げ、直線でも持ったままのゴール。2着馬に2秒8差をつけてマークした勝ちタイムが1分23秒9。昨年、ドライブアウェイが堆金菊特別を勝ったときのタイムが、これよりコンマ1秒速い1分23秒8だったが、不良馬場でのもの。2歳のデビュー戦で、高知の馬場ではタイムは出にくいと言われる稍重での1分23秒9は相当に速い。2戦目でどんな勝ち方を見せるか。
 相手筆頭はデビュー2戦2勝で堆金菊特別を制したサンフラワームーン。新馬戦で5馬身差をつけたクスダマに、2戦目ではゴール前で半馬身差まで迫られたが、スタートから主導権をとって危なげのない勝ち方。エンドレステイルと同厩舎なだけに無理に勝負に行くとも考えられず、マイペースでどんなレースを見せるか。
 デビューから2着を4回続けたのがクスダマで、そのうち2戦の勝ち馬はサンフラワームーンだった。そして前走、潮菊特別がデビュー5戦目での初勝利。好位3番手の外につけると、3コーナー過ぎで先頭に立って押し切った。デビュー戦以外は負けても僅差で、ここも崩れることはなさそう。
 デビュー2戦目でクスダマを負かしているのがジョウショーボビー。前走潮菊特別はスタートで出負けして後方からとなる苦しい展開となってクスダマの3着。とはいえ直線では前2頭と同じように伸びて、4着馬には7馬身差をつけた。
 その潮菊特別でゴール前、クスダマに半馬身差まで迫ったのがトサノシュジンコウ。サンフラワームーンが勝った堆金菊特別でも、2着クスダマとは1馬身差で3着。▲クスダマ以降の3頭は能力的にほとんど差はなさそう。
 ◎2エンドレステイル
 ◯4サンフラワームーン
 ▲10クスダマ
 △7ジョウショーボビー
 △8トサノシュジンコウ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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