斎藤修の重賞ピックアップ

【10/26ばんえい・北見記念】高重量戦、コウテイの季節

 コウテイは、今シーズン勝ち星はまだないものの、昨シーズンも初戦のA1混合特別を制したあと、2勝目が帯広記念で、しかもそれが8歳での重賞初制覇だった。その後にはばんえい記念で3着と高重量戦への適性を示した。今シーズン崩れたのは、790kgと軽量の重賞・旭川記念だけ。賞金を稼いでいないだけに、昨年の北見記念2着のときと同様、別定増量なしの850kg。シーズン終盤に向けて、どんどん基礎重量が重くなってくるこれからがコウテイの季節だ。
 5歳で古馬重賞を2勝し、6歳になってさらに充実ぶりを見せているのがクリスタルコルド。今シーズン重賞は旭川記念を制したのみだが、岩見沢記念3着は評価できる内容。昨年の北見記念は5着で、今年も同じ860kgでの出走だが、歳を重ねて経験を積んだぶん、昨年以上の結果を期待したい。
 キングフェスタは、ばんえいグランプリでメムロボブサップの2着のあと、岩見沢記念を含め3連勝と絶好調。ただ高重量の経験は、その岩見沢記念の830kgが最高。今回、別定20kg増の870kgとなってどうか。ただ当日は雨予報が出ていて、馬場が軽くなれば有利になる。高重量戦での障害には不安があり、あっさり勝つか、着外か、という結果のような気がする。
 インビクタは過去3年連続で出走しているが、競走中止、4着、6着と、やはりシーズン後半の高重量戦は難しい。メムロボブサップ不在で高重量戦に不安のあるメンバーも少なくないだけに、軽馬場を味方にどこまでやれるか。
 5歳のタカラキングダムは、ここまで古馬重量では4着が最高という成績。来シーズン以降につながる経験になればという一戦。
 ◎3コウテイ
 ◯5クリスタルコルド
 ▲2キングフェスタ
 △1インビクタ
 △4タカラキングダム
 
 北見記念の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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