このレース連覇のかかるミニアチュールか、一昨年12月の転入後、岩手では短距離にこだわって使われてきたレディブラウンか。レディブラウンは昨年11月の絆カップ以降、牝馬に先着されておらず、一方ミニアチュールは今年栗駒賞でレディブラウンに先着されたのみ。とはいえ着順が7着と8着でクビ差だから微妙なところ。
水沢1400メートル良馬場の持ちタイムを見ると、ミニアチュールが1分28秒7で、レディブラウンは今年3月の白嶺賞2着で1分27秒8がある。ミニアチュールは1400メートルから2000メートルまでこなすオールマイティなタイプだが、はやりベストはマイル以上と思われる。一方のレディブラウンは1400メートルでも持ち前のスピードを発揮しており、水沢1400メートルが舞台ということでは、レディブラウンを中心にとった。
中央1勝クラスから転入したキャンドルベリーは、岩手ではここまで盛岡でも水沢でも3着以内を外さず、特に近6戦の1400メートルでは負けてもコンマ4秒以内の差と崩れることがない。B1戦を勝っての格上挑戦で重賞初挑戦だが、いきなりでも通用する可能性はある。
3歳から古馬初挑戦となるのがピカンチフラワー。今年初戦となった3月、水沢1400メートルのあやめ賞を制し、6月の同舞台ウイナーカップでは牡馬相手に2着でタイムを詰めてきた。古馬より3kg軽い53kgならチャンスはありそう。
クイーンカードは重賞初挑戦だったビューチフルドリーマーカップは10着だったが、得意の1400メートルに戻って能力を発揮する。
ポンヌフは岩手転入初戦となった前走フェアリーカップは、着順こそ3着だがミニアチュールから大きく離された。金沢1500メートルの牝馬重賞で2着、3着の実績あり、距離短縮で上位を狙う。
◎7レディブラウン
◯1ミニアチュール
▲11キャンドルベリー
△3ピカンチフラワー
△10クイーンカード
△9ポンヌフ
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