斎藤修の重賞ピックアップ

【10/2園田・姫山菊花賞】南関東の重賞実績からシシュフォス

 6頭立ての少頭数ではあるが、地元3頭、南関東3頭はそれぞれ実績馬が揃って興味深い対戦となった。
 船橋のシシュフォスは昨年3歳時に重賞初制覇となったクラウンカップ以降、勝ち星がないものの、重賞・準重賞・特別戦で2着4回、3着2回。前走は4コーナー最後方から追い込んでの2着だが、逃げて好走したこともあり脚質は自在。他地区への遠征は初めてになるが、園田の小回りコースにも対応できそう。2000メートルではやや長い印象だが、1700メートルは能力を発揮できる舞台だ。
 中央オープンから大井移籍初戦での遠征がヴィクティファルス。一昨年秋にダートオープン特別を勝ち、昨年1月に1800メートルの東海ステークスGIIでも3着好走。以降は障害も使われたり成績を残せていないが、移籍後は外厩でしっかり時計を出してきた。園田の小回りコースに対応できればいきなりでも勝ち負けになる。
 兵庫のあらたな古馬チャンピオンの最右翼、マルカイグアスは、ダートグレード初挑戦となったマーキュリーカップJpnIIIは7着。盛岡まで長距離輸送というリスクがあったにしても、4着サクラトップキッド(岩手)、6着ライトウォーリア(川崎)から大きく離された。六甲盃では船橋のノットリグレットに9馬身差をつけての圧勝だったが、今回はそれより格上と思われる南関東所属馬相手でどうだろう。
 園田コースを一度経験したノットリグレットも連下争いなら。
 ◎5シシュフォス
 ○1ヴィクティファルス
 ▲2マルカイグアス
 △3ノットリグレット
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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