斎藤修の重賞ピックアップ

【11/30佐賀・フォーマルハウト賞】大井1600を好タイムで制したファーマドール

 これまで3回の勝ち馬は、兵庫、大井、高知という遠征勢。今回も南関東から3頭、兵庫・高知から各1頭が遠征してきた。
 期待は、飛田愛斗騎手が手綱をとる大井のファーマドール。デビューした門別では2着2回で勝ちきれなかったが、移籍した大井では2歳の一般戦で3戦2勝。前走1600メートル戦の勝ちタイムが1分43秒4。大井コースが白い砂になって以降、過去2年の東京2歳優駿牝馬の勝ちタイム1分44秒6、1分42秒5と遜色ないだけに、全国でも通用するレベルといえそう。
 このレースでまだ勝利のない地元勢の期待はサキドリトッケンだ。デビューから連対を外しておらず、九州ジュニアチャンピオン、ネクストスター佐賀、カペラ賞と、重賞3連勝。いずれも直線差し切りというレース内容から、遠征勢が多い組み合わせでも、どんな展開にも対応できそう。その重賞3連勝では、吉原寛人騎手(金沢)、渡邊竜也騎手(笠松)というトップジョッキーが手綱をとってきたが、今回は今年全国リーディングを走る大井の笹川翼騎手だ。
 川崎のサラサチャレンジはデビュー戦を勝ったのみだが、園田プリンセスカップでは、目下牝馬重賞3連勝のココキュンキュンに1馬身半差で2着。その後の重賞では4着が最高という成績だが、いずれも勝ち馬は全国レベルの馬たちで、今回は相手が楽になった。
 もう1頭、川崎から遠征のイルフロッタントも1勝のみだが、前走ローレル賞では6着サラサチャレンジに1馬身差7着と差はない。
 地元でもう1頭、北海道1勝から転入してカペラ賞でサキドリトッケンの3着だったハクアイドゥマンも連下争いなら。
 ◎2ファーマドール
 ◯11サキドリトッケン
 ▲5サラサチャレンジ
 △10イルフロッタント
 △3ハクアイドゥマン
 
 フォーマルハウト賞の出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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