斎藤修の重賞ピックアップ

【11/30水沢・北上川大賞典】長距離適性示したリケアカプチーノ

 北國王冠に遠征したリケアカプチーノは、地方同士のレースでは初めて連対を外したが、それでも出入りの激しい展開で波乱の決着となっての3着。先着されたのが長距離実績のある南関東の2頭ということでは、リケアカプチーノ自身も長距離に対する適性を示したといってよい。岩手移籍後はまだ地元馬に先着を許しておらず、みちのく大賞典ではヒロシクンとの一騎打ちを制した実力なら、ここは負けられない一戦だ。
 このレース連覇がかかるのがサクラトップキッド。みちのく大賞典ではリケアカプチーノから2秒差の5着と惨敗だったが、マーキュリーカップJpnIIIでは地方馬最先着の4着に食い込んだ。北國王冠では1周目の向正面で動いて先頭に立ち、連れて1番人気のケイアイパープルも一緒に動いてきたため、結果的に共倒れとなってしまった。ゆったり落ち着いた流れになれば、リケアカプチーノに迫る場面もありそう。
 意外性ならライアン。南関東で重賞初制覇となった2歳時の平和賞が6番人気で、羽田盃2着のときも13番人気。そして岩手移籍後、重賞初制覇となったせきれい賞も6番人気。昨年末の桐花賞も6番人気ながら直線競り合う有力勢を差し切った。道悪での好走が多く、乱ペースの混戦になれば出番だ。
 レールガンはこのレース5年連続での出走で、過去4年は2、3、3、7着。今年3月以来勝ち星から遠ざかっているが、特別戦では2着3着にたびたび好走しており、経験豊富な舞台なら上位食い込みの可能性はある。
 一昨年2着、昨年4着のフレイムウィングスも近走好調だ。久々の長距離の舞台で上位食い込みも。
 ◎5リケアカプチーノ
 ◯8サクラトップキッド
 ▲4ライアン
 △3レールガン
 △2フレイムウィングス
 
 北上川大賞典の出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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