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【12/7金沢・中日杯】吉原騎手に記録更新かかるクーアフュルスト

 吉原寛人騎手は3日、大井の勝島王冠をキングストンボーイで勝って、地方競馬の重賞通算200勝を達成。そして地元の大一番・中日杯で新記録となる201勝がかかる。騎乗するクーアフュルストは中央3勝クラスから転入して、初戦の特別戦が3コーナー過ぎで逃げ馬をとらえると直線では後続を突き放しての完勝。つづく前走・北國王冠は4着だったが、地元馬で唯一掲示板内を確保。今回、地元馬同士の争いなら舞台は整った。
 マンガンは前走・北國王冠は10着惨敗だったが、出入りの激しい展開で勝負どころでのペースアップにも対応できず、見せ場をつくれなかった。しかしそれまで金沢転入後は連対を外さず、利家盃、イヌワシ賞と2000メートルの重賞を2勝。地元馬同士なら、ゆったり流れての末脚勝負という持ち味を生かせそう。
 ナミダノキスは、前走・百万石賞では3コーナーから先に動き出してマンガンの末脚を封じた。展開ひとつで今回もチャンスはありそう。
 プレシオーソは中央3勝クラスからの転入で、日本海スプリントを制し、百万石スプリントでも2着。中央でもそうだったように短距離で結果を出した。ところが2000メートルのイヌワシ賞でもマンガンの3着と好走。前走でも1700メートルの特別戦を制しており、この距離でも通用する。
 このレース連覇がかかるのがマリンデュンデュン。昨年はハクサンアマゾネスを制して早めに先頭に立つと、ラストランだったハクサンアマゾネスを完封。7番人気での重賞初制覇だった。今シーズンは、利家盃がマンガンの2着、百万石賞ではナミダノキスの4着だが、昨年同様単騎の逃げでマイペースに持ち込めれば連覇の可能性はある。
 1年以上勝ち星から遠ざかっているダイヤモンドラインだが、利家盃で3着など好走はたびたびあり、能力的にもそれほど見劣らない。
 ◎4クーアフュルスト
 ◯8マンガン
 ▲9ナミダノキス
 △7プレシオーソ
 △11マリンデュンデュン
 △5ダイヤモンドライン
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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