斎藤修の重賞ピックアップ

【12/7佐賀・九州産グランプリ】昨年のリベンジなるかアイタカ

 昨年、高知のルピナステソーロと一騎打ちとなって惜しくも半馬身差で2着だったのがアイタカ。ルピナステソーロは霧島賞の勝ち馬で、高知ではA級でも勝ち負けしていたという実力馬。今回はそのレベルの馬が見当たらないだけに、チャンスと言えそう。今年の霧島賞では、連覇となったルピナステソーロの8着と敗れたが、前走A1・A2の一般戦で差のない3着と好走しており、霧島賞の結果ほど能力は落ちてないと見てよさそう。
 相手には、昨年4着だった大井のベルボールドナイン。前走昇級戦だった大井のC1戦は7着だったが、夏以降はC2で勝ち負けをしており、昨年より力をつけている。
 兵庫から遠征はジュンオーズ。一昨年後半の佐賀在籍時にはC1で2着までという成績で、その後兵庫に転入してもしばらく成績が冴えなかった。しかし今年夏以降はC3からC2で6戦連続3着以内。ここにきての充実ぶりがうかがえる。
 中央から転入初戦がベルウッドウズメ。佐賀では2022年のえびの特別で2着という経験があり、今年1月にはダート1200メートルの2勝クラスで3着という実績。その実力ならここでも通用するが、夏以降惨敗続きなのがどうか。
 高知のヒマワリクンは昨年5着。そのときは高知C3クラスでの参戦だったが、近況はC1で勝ちきれないながらたびたび好走。この馬も昨年以上の能力が期待できる。
 ニライカナイアローはC1昇級初戦だった前走が2着。その1400メートルの走破タイムが1分30秒6。アイタカが1分30秒を切るタイムをコンスタントにマークしているだけに、好勝負まではどうかだが、連下争いなら。
 ◎5アイタカ
 ◯8ベルボールドナイン
 ▲2ジュンオーズ
 △3ベルウッドウズメ
 △1ヒマワリクン
 △11ニライカナイアロー
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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