9月6日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「ホウセンカ特別」(A級3a組、名古屋競馬場1600メートル)。
名古屋デビューの生え抜き馬、◎5 ウォーターディル(牡4、塚田隆男厩舎)が待望のA級へ昇格した。いきなり特別戦に組み込まれたが、完全復活した今ならセールスポイントのスピードで圧倒していい。あとひと踏ん張りを欠いた夏前の走りはすっかり影を潜め、近況はB級3組、そして前走のB級1組特別をともに逃げ切り完勝中。3走前の7月戦を走り終えたあと、ひと息入れたリフレッシュ効果が本来の姿を取り戻すキッカケ、時間になったようだ。詰まった間隔で使えるローテーションから体調、デキにも不安はない。A級初勝利へ好視界が広がっている。
最大ライバルは潜在能力高い○6 スリーネルソン(セン7、川西毅厩舎)。強さとモロさが同居するムラのあるタイプだが、オープンで勝利のあるサンデンバロンを悠々差し切ったこともある実力派。前走大敗は勝ち馬が強かったのも一因だが、スムーズなレース運びに持ち込めなかったのも影響した。ゆったり推移するマイル戦で流れに乗れるかが、反撃へのポイントになる。
好成績を残すマイル戦に変わって、▲7 トラヴィス(牡6、坂口義幸厩舎)も変わらないか。ゴチャつきやすい内枠より、レースのしやすい外枠もプラスに作用する。
A級昇級後も差のない好勝負を演じている△4 テイエムタービン(牝4、竹之下昭憲厩舎)に、距離延長で末脚のキレが生きてくる△9 モズドゥーチェ(セン5、倉地学厩舎)の一発にも警戒したい。
<おすすめの買い目>

馬単 5→4・6・7・9(4点)
3連単(1軸流し) 5→4・6・7・9(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)