11月30日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「ひいらぎ特別」(A級2組、名古屋競馬場1400メートル)。
各馬に一長一短あって、多くの馬にチャンスがありそうな激戦だが、実績上位は◎2 マヤノオントロジー(牡8、川西毅厩舎)。今春の5、6月にはオープン特別を自慢の決め脚で豪快に仕留め、連勝で飾っている。ポイントは夏場を休養に充てた復帰初戦で3カ月半ぶりの実戦がどうか。ケイコ量、追い切り内容からも仕上がり途上は否めないが、手軽な構成とも言えるA級2組からのリスタート。7ハロン戦でもう少し距離がほしいところだが、直線勝負に持ち込めば、ワンクラス上のキレ発揮だ。
安定感を求めれば、好気配キープする○1 ノボリフジ(牡6、宮本仁厩舎)が上回る。ベストの戦法は逃げ、もしくは先行策も、快速馬ぞろいだった前走の昇竜杯では中団から差しに回って価値ある2着に突っ込んだ。立ち回りに、柔軟さの術も身につけており、勝ち負けに欠かせない存在。
▲6 ダイゴマサムネ(牡5、倉地学厩舎)も魅力の存在。再転入戦だった前走のA級4組をきっちり仕留め、当地では無敗の5戦5勝を誇り、まだ底を見せていない。中央では準オープンに在籍し、格的にも見劣らない。あっさり2組クリアも十分。
前走はマイル戦と、ハイペースの逃げで失速した△9 ホウライマリーン(牝4、藤ケ崎一人厩舎)。しかし、舞台は10勝中7勝をマークする得意の1400メートル戦に変わる。大外枠スタートでも果敢に逃げ飛ばして粘り込みを狙う。
コース慣れの見込める転入2戦目で、△7 タナトス(牡9、角田輝也厩舎)の変わり身にも警戒したい。
<おすすめの買い目>

馬単(マルチ) 2⇔1・6・7・9(8点)
3連単(フォーメーション) 2→1・6・7・9→1・6・7・9 1・6・7・9→2→1・6・7・9(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)