12月20日(水)の名古屋競馬メイン第12レースは「コウヤマキ特別」(A級3b組、名古屋競馬場1600メートル)。
初のA級特別参戦だが転入後、無敗を誇る3歳馬、◎4 アスタークライ(牡3、原口次夫厩舎)のフレッシュパワーに期待したい。中央では未勝利に終わったものの東海転入後、3歳特別を3連勝し、一般格付け後もA級5組、A級4組を自慢の勝負強い決め脚で仕留め、連勝を「5」と伸ばしている。派手な勝ちっぷりは少ないが、好位キープからソツのない差し脚を発揮。そして直線での追い比べにめっぽう強い実戦派だ。A級での2勝もクビ差、ハナ差とゴールの位置を知っているかのようなクレバーさで、高い勝負根性の持ち主でもある。相手は強化されたが、ここも持ち前のレースセンスと勝負強さで勝ち負けだ。
安定感魅力の○2 コウエイサムライ(牡5、塚田隆男厩舎)は馬券に欠かせない1頭。A級昇級後の特別戦で8戦連続してファンの馬券に貢献中。勝ち切れないじれったい走りが多いものの、相手、距離を問わずしぶとい安定したレースに定評がある。
中央実績で上回る▲9 シャドウウィザード(セン7、角田輝也厩舎)、△6 テイエムシャンパン(牡5、竹之下昭憲厩舎)の2頭の巻き返しは十分。とくにシャドウウィザードの前走は差しタイプにとってレースのしにくい内枠スタートが、マイナスに作用した面が否めない。相変わらず、先行馬有利の馬場コンデションが続いているが、流れに乗りやすい外枠、8枠スタートになって変わり身がありそうだ。
<おすすめの買い目>

馬単(マルチ) 4⇔2・6・9(6点)
3連単(フォーメーション) 4→2・6・9→2・6・9 2・6・9→4→2・6・9(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)