レース展望・予想
■2018年03月25日
ノブイチ巻き返し必至「若駒賞」(金沢競馬)

冬季休業中だった金沢競馬が3月25日(日)からようやく再開されます。当初は18日から再開する予定でしたが、例年になく積雪量が多くて競走馬の乗り込みが大幅に遅れたために、1週間遅れの開幕となりました。2017年度シーズンを締めくくる最終回催は27日(火)までの3日間連続開催となります。

初日のメインレースは、第10レースの3歳勢による準重賞「若駒賞」(金沢競馬場1500メートル)です。

昨年11月末の金沢ヤングチャンピオン勝ちの◎2 ノブイチ(牡、鈴木長次厩舎)が人気の中心となります。今冬は東海地区に遠征し、兵庫のコーナスフロリダとのマッチレースとなった笠松のゴールドジュニアを制すと、名古屋のスプリングカップで、デビューから負けなしのサムライドライブとの対決に挑みました。結果は5着と完敗でしたが、向正面から一気に上がっていった脚色は目を引きました。金沢に戻ってきて以前よりも調教で大人しくなったようで、気性面での成長が見られます。再び遠征に向かうためにも、この地元初戦をしっかり勝って巻き返したいところです。

○4 アイムホーム(牝、菅原欣也厩舎)も冬場は笠松に遠征し、ノブイチと一緒に走った笠松のゴールドジュニアでは2番手追走でいっぱいになりながらも5着と掲示板は死守しました。続く3歳1組でも3着と勝ちきれませんでしたが、4コーナーで行き場がなくなる不利がありながらも、よく踏ん張っていました。休みなく使っていた強みから次位争いなら十分にチャンスがありそうです。

冬休み明けでも追い切りの感触がいいのは▲9 マナレア(牝、金田一昌厩舎)です。小柄な牝馬で仕上がりは早そうで、金沢ヤングチャンピオンでも3着まで伸びてきた末脚から、どこまで追い上げてくるか楽しみです。

逃げるとしぶとい△3 シオジスター(牝、金田一昌厩舎)や、まだ底は見せていない△10 ホウヨウジーナス(牝、高橋俊之厩舎)も展開ひとつで連絡みするチャンスはあります。

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馬単(マルチ) 2⇔4・9・3・10(8点)
3連単(フォーメーション) 2→4・9・3・10→4・9・3・10 4・9・3・10→2→4・9・3・10(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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