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6月21日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「ムーンストーンオープン」(A級1組、名古屋競馬場1600メートル)。
少頭数7頭立てやや寂しい構成だが、ほとんどの馬が勝ち負けレベル。紙一重のVバトルは見逃せない。本命にはメキメキ力を蓄えてきた新興勢力◎3 メモリートニック(牡4、塚田隆男厩舎)を抜てきだ。初のオープン挑戦になるが、A級昇級後の10戦は【4・4・1・1】で、崩れたのは4走前の2組での5着だけ。同厩舎で同型の逃げ馬がいたため、敢えて控えたレースが影響し、力を出すことなく終わっていた印象だ。しかし難敵中央500万クラス相手の条件交流戦(3月)でも3着に逃げ粘ったように、主導権を握った時の先行力と粘りは折り紙付き。ロスの少ない3枠スタートを生かして先制すれば、オープンでも期待ができる。
連軸という点では近況のオープン戦で連続2着に突っ込む○5 ブランニュー(牡6、宮本仁厩舎)が上回る。ともに後方から鋭く追い込んだ内容ある走りで、2走前はわずかアタマ差の惜敗と勝ちに等しいレース。前走の勝ち馬は、カツゲキキトキトでは2着も仕方ないと言えた。6、7月成績が【3・2・1・4】と、夏場に調子を上げるタイプなのもプッシュ材料だ。
中央3勝馬で笠松からの転入初戦となる▲1 フロリダパンサー(牡7、今津博之厩舎)もV候補に欠かせない1頭。東海地区では4戦2勝と、高い中央戦歴からもっと活躍していいが、前走笠松でのA級2組完勝は地力の証しでもあった。名古屋移籍をきっかけに能力が再ブレイクするか。
△2 マイネルカリスト(牡5、田中敏和厩舎)の底力も軽視できない。ひと息入った臨戦過程も前走のオープン戦では早めの抜け出しでブランニューを破っている。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 3⇔1・2・5(6点)
3連単(フォーメーション) 3→1・2・5→1・2・5 1・2・5→3→1・2・5(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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