8月19日(日)に開催される金沢競馬のメインは、第11レースの「輪島大祭特別」(A2級二組、金沢競馬場1500メートル)です。
A級初挑戦は5着だった◎2 ナンヨーアイリッド(セン6、金田一昌厩舎)が巻き返しを狙います。B1級で2連勝して注目を集めた前走でしたが、ゲート内で暴れてしまいスタートで痛恨の出遅れ。中団からのレースとなり、直線外から追い上げようとしましたが伸び切れず、前を走る馬たちを交わすことはできませんでした。その後はレース間隔を空けて立て直しが図られ、調教ではホライズンネットを装着するなどテンションが上がらない工夫が試みられています。A級でもヒケは取らないスピードはあるだけに、内枠に入った今回は発馬を決めて先手を奪ってしまえば、押し切りが狙えそうです。
○7 プレシャスムーン(牝7、鈴木長次厩舎)は昨秋に中央から転入してきて今春まで3着以内を外さない走りを続けていた好素材で、いよいよA級の舞台に上がってきました。連続5着に敗れて調子を落としていた時期もありましたが、B2級とB1級で強敵相手に2連勝を飾って立ち直っています。クラスは上がりますが相手なりに立ち回れる器用さがあり、中団追走でも向正面で早めに上がっていければ初のA級でも好勝負が見込めそうです。
▲9 カトリーヌスリジエ(牝4、高橋道雄厩舎)は3戦連続で3着が続いていますが、走るごとに上がりタイムが速くなっていて、末脚の切れ味が増しています。前走のように後方に置かれる追走だと厳しくなりますが、中団位置ぐらいから追走できるなら直線突き抜けるシーンもありそうです。
△5 ツエーゲン(牝4、佐藤茂厩舎)は、ここ3戦差しに回るレースで苦戦を強いられていますが、今回の顔ぶれなら積極策に打って出る可能性があります。
前走このA2級二組クラスで2着に追い上げた△8 アイナ(牝6、中川雅之厩舎)も調子を取り戻してきています。ナンヨーアイリッドが後続を大きく引き離して逃げる展開になるなら、再び次位争いに浮上してきそうです。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 2⇔7・9・5・8(8点)
3連単(フォーメーション) 2→7・9・5・8→7・9・5・8 7・9・5・8→2→7・9・5・8(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)