9月最後の開催となる30日(日)の金沢競馬は、フルゲート12頭立てとなった最終第12レースの「牛まつり特別」(B1級一組、金沢競馬場1500メートル)が白熱しそうです。
B級に戻った◎11 サンデーストリート(牝4、鈴木長次厩舎)を見直します。ルノートルとの連勝馬対決が注目された前走のA2特選でしたが、逃げたルノートルを2番手から追いかけながら3コーナー手前で失速してしまい10着と崩れてしまいました。金沢にきて初めて大敗を喫しましたが、追い切りの動きは悪くなくダメージはそれほど感じさせません。強力なスピード馬が不在なメンバー構成なら巻き返しは十分可能で、外枠からでも逃げた馬をマークしながら4コーナーへ突入すれば、直線抜け出しが図れそうです。
○8 ベルウッドデナリ(牡4、加藤和義厩舎)は前走逃げた馬を交わしきれず2着でしたが、改めて1500メートル戦の方が相性がいいことを証明しました。2走前のB級準重賞でも4着まで追い上げてきており、3走前に初勝利を飾ってからレースぶりが上向いています。自信をつけてきた今の状態なら1500メートルの今回も好勝負が見込めそうです。
▲9 ドロダンゴ(牡8、鋤田誠二厩舎)も前走は内で脚をためながら追走して4コーナーから外に持ち出すと、直線一気に弾けて久々の勝ち星を飾りました。サンデーストリートには2走前に8着と完敗していますが、前走のようにひと脚をうまく使えるレースができるなら、再び上位進出のチャンスがありそうです。
久々に内枠に入って逃げもありそうな△1 ハニーブーケ(牝5、中川雅之厩舎)や、今回は積極策で反撃に出そうな△5 シュンアリキ(牡6、川添明弘厩舎)の前残りも警戒したいです。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 11⇔8・9・1・5(8点)
3連単(フォーメーション) 11→8・9・1・5→8・9・1・5 8・9・1・5→11→8・9・1・5(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)