1月1日(祝・火)の名古屋競馬メイン第10レースは「第2回湾岸ニュースターカップ(SP2)」(3歳、名古屋競馬場1400メートル)
昨年新設された東海デビューの若駒3歳馬の限定重賞。快進撃を続ける名古屋のエムエスクイーンが暮れの笠松・ライデンリーダー記念に回って激戦となったが、笠松のトップシーンをにぎわすブライアンビクター、フォアフロントがV争いをリードする。
両馬の評価差はわずか。ただ、3回対戦し2度先着する◎3 ブライアンビクター(牡、大橋敬永厩舎)を上位視するのがベターか。5戦3勝、2着2回で鋭い決め脚が一番のセールスポイント。デビュー2戦目にはいきなり準重賞・ジュニアクラウンに挑戦。内枠でもまれ砂を被るレースになりながら、笠松ナンバーワン・ボルドープラージュに半馬身差(2着)まで迫ったように高いレースセンスも併せ持つ。前走のように直線のキレ勝負に持ち込めば、自慢の決め脚で重賞初制覇へ。
○5 フォアフロント(牡、井上孝彦厩舎)は前走の準重賞・ジュニアキングで、2番手から早めに抜け出し、ボルドープラージュを完封し、価値ある勝利を挙げた。2走前にはブライアンビクターとの追い比べで敗れたが、11月には逆に0秒3差をつけて勝利している。先行力やレース運びのうまさはこちらに分があり、前々の競馬で振り切りたい。
名古屋勢では堅実駆けに定評ある▲1 コマガイム(牡、藤ケ崎一男厩舎)が上位。デビュー以来、未勝利の身だが確実にひと脚使ってレベル高い認定競走でも馬券貢献を果たしている。エムエスクイーン、アンタエウスの名古屋の実績馬不在の手ごろな構成とあれば、勝ち負けが期待できる。
相手なりに走れて崩れないタイプの△10 ユウストレート(牝、角田輝也厩舎)に、前走はスタートの出遅れが大きく影響した△4 オイコイケ(牝、荒巻透厩舎)も連争いは十分。
<おすすめの買い目> 

馬単(マルチ) 3⇔1・4・5・10(8点)
3連単(フォーメーション) 3→1・4・5・10→1・4・5・10 1・4・5・10→3→1・4・5・10(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)