第2回金沢競馬は4月14日(日)に2日目を迎えます。3日間開催のために頭数がそろっているレースは多いですが、中でも最終第11レースの「曳山祭特別」(C2級一組、金沢競馬場1500メートル)は、上位馬の力が接近していて、馬券的にも好配当が期待できそうなメンバーになりました。
人気の中心は◎9 ベルコルポ(牝4、佐藤茂厩舎)になりそうです。冬休み明けから2走してまだ勝ち星はありませんが、3、2着に逃げ粘ってスピードは発揮できています。特に前走は勝ち馬に4コーナー手前で交わされる苦しい展開でしたが、ゴール手前でいっぱいになりながらも2着は死守していて、粘り強さは増しています。差しタイプが多い今回のメンバー構成なら楽な先手が見込め、マイペースな逃げに持ち込んで今度こそ押し切りたいところです。
相手探しが難しいですが、前走良化の兆しがあった○3 ウインベルズトール(牡4、鈴木長次厩舎)を狙いたいです。開幕から2走してまだ連絡みはありませんが、先行して3コーナーでいっぱいになった冬休み明けに比べ、前走は5着に流れ込んでおり、多少息保ちはアップしています。逃げるベルコルポに好位から食い下がっていければ、前残りが図れそうです。
▲11 リジカーレ(牡9、鋤田誠二厩舎)もこの顔ぶれなら時計差はありません。冬場の園田での疲れが残っているのか、今季は開幕から2戦とも5着と往年の末脚が見られませんが、C2級まで下がれば復調のきっかけがつかめそうです。先手争いが激しくなるなら直線浮上するチャンスはあります。
△12 シゲルエチゴ(牡8、鈴木長次厩舎)は約1年7カ月ぶりに金沢へ戻ってきて、再転入初戦から3着に追い上げました。2走目ならさらに上積みがありそうです。
△10 エイシンレディバグ(牝4、金田一昌厩舎)も開幕戦2着以降人気に反していますが、展開がもつれるなら直線詰め寄るシーンがあるかもしれません。
<おすすめの買い目>

馬単(マルチ) 9⇔3・11・12・10(8点)
3連単(フォーメーション) 9→3・11・12・10→3・11・12・10 3・11・12・10→9→3・11・12・10(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)