6月9日(日)に開催される金沢競馬メインは、第10レースの「スーパースプリント賞」(A2級・B級準重賞、金沢競馬場900メートル)です。
7月9日に行われる日本海スプリント(3歳以上北陸・東海地区交流、900メートル)へのトライアル戦となっています。昨年はB級までしか出走できませんでしたが、今年はA2級まで緩和されたため、B級の上がり馬よりA級で連対実績がある格上馬が人気となりそうです。
◎4 ディアグリスター(牡9、菅原欣也厩舎)はここ2走折り合いを欠いてリズムを崩していますが、今季は開幕戦からA2級で連続連対しています。昨年末の中日杯で2着に入った実績から長い距離の方が合うイメージはありますが、1400メートルの金沢スプリントカップでも2着に追い上げており、短い距離もこなせないわけではありません。発馬を決めて好位からレースを運ぶことができれば、直線決め手の違いで抜け出してきそうです。
○3 ミキノグランプリ(牡8、中川雅之厩舎)は昨年中央準オープンから転入してきて、まだ金沢で連絡みはありませんが、ここ2走は勝負どころで早めに先頭へ抜け出す積極的なレース運びで見せ場をつくっています。中央在籍時に1000メートル戦で勝ち星があり、1200メートル戦でも2着が7回もあったことから、距離が短くなるのは良さそうです。ダッシュ良く飛び出してスピード勝負に持ち込んでしまえば、後続を抑え込んでしまうかもしれません。
▲6 ドリームバンバン(牡4、菅原欣也厩舎)はA級入りしたここ2戦は苦戦が続いていますが、今季B級で3連勝した実績から、今回のメンバーなら見直しは必要です。長くいい末脚を使うタイプで、900メートル戦はやや忙しそうに映りますが、直線の追い比べ勝負になるなら浮上してくるチャンスはあります。
2走前の1400メートル戦で3コーナーから一気に駆け上がって直線抜け出した△7 トサイチ(牡4、金田一昌厩舎)や、前走の地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ・チャレンジステージ第2戦で2着に追い上げ波乱を演出した△2 ベルウッドデナリ(牡5、加藤和義厩舎)も、前が止まる展開になれば、再びゴール前突っ込んでくるシーンがありそうです。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 4⇔3・6・7・2(8点)
3連単(フォーメーション) 4→3・6・7・2→3・6・7・2 3・6・7・2→4→3・6・7・2(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)