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6月12日(水)の名古屋競馬メイン第11レースはJRA交流「名古屋CC ネプチューン賞」(A級3a組・中央1勝クラス、名古屋競馬場1900メートル)。
地元勢がわずか2頭の参戦に対し、中央勢は粒ぞろいの5頭がラインアップ。今シリーズもJRA勢優位の見立てがベターだ。なかでも一番軸馬にふさわしいのは◎2 キングサムソン(牡7、JRA・大橋勇樹厩舎)。すでに1勝クラス(500万)を勝利している実績馬で、しかも1勝クラスで好勝負を多く演じている安定勢力。最近2走ともに4着入着を果たし、着差は2走とも1秒以内と勝ち負けを演じる。ポイントは2月以来となる久々の実戦。しかし2週連続して長めから一杯に追い切られた調教過程から臨戦態勢は整ったムード。差しタイプにとってさばきやすい7頭立ての手ごろな頭数も大きなプラス材料になる。東海の第一人者・岡部誠騎手を配し“勝負駆け”の気配も漂う。
○5 ナスノカンザン(牡5、JRA・小笠倫弘厩舎)もキングサムソン同様に、中央で2勝を挙げている実績派。前走でブービー大敗を喫し、久々に大きく崩れたが、新馬戦勝ちに、1勝クラスVもデビュー4戦目に飾った好素材でもある。スタートに課題が残るため、小回りコースの初の地方適性がどうかだが、差し比べに持ち込めば、あっさり差し切っても驚けない。
キャリア面で劣るが、フレッシュ3歳馬の▲4 ダイシンキャラミ(牝3、JRA・森秀行厩舎)、△1 ビルジキール(牡3、JRA・安達昭夫厩舎)もV圏内。とくにダイシンキャラミは過去2戦の地方遠征(2月浦和2着、3月笠松1着)で連対キープと地方コースを苦にしない魅力を持つ。初勝利を挙げたときの鞍上だった佐藤友則騎手とのタッグ結成もアドバンテージになりそうだ。
もちろん、1勝クラスの交流戦で好相性を誇る△6 ウイングエンペラー(牡6、JRA・服部利之厩舎)も差はわずか。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 2⇔1・4・5・6(8点)
3連単(フォーメーション) 2→1・4・5・6→1・4・5・6 1・4・5・6→2→1・4・5・6(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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