レース展望・予想
■2019年06月11日
差し脚魅力のペンタス「おしゃまんべ毛がにまつり特別」(門別競馬)

6月11日(火)の門別競馬メイン第12レースは「おしゃまんべ毛がにまつり特別」(B4-2・C1-1、門別競馬場1200メートル)。

目下2連勝のスピード馬○5 ボンネット(牝4、田中正二厩舎)が圧倒的1番人気に推されそうな組合せだが、当欄では展開面を重視して◎8 ペンタス(牝4、齊藤正弘厩舎)の差し脚に期待を懸ける。ここは、圧倒的人気を背負って“必勝パターン”の4コーナー先頭を目論むボンネットめがけ、好位〜中団勢が早めから押し上げて行く可能性が大。ところが近況の門別コースは、前週の北海道スプリントカップJpnIIIですら早め先頭あるいは好位から勝ちに行くスタイルを通したJRA・シュウジ、大井・ショコラブランらが直線で失速し、追い込み一本に懸けた地元・メイショウアイアンが2着に食い込むなど、残り300メートルでの末脚勝負に秀でるタイプが優位になる傾向が垣間見られる。もちろん先行勢のペース配分に左右される面はあるわけだが、仮に平均ペースで流れた場合には“末脚上位の馬が優位”な結果になる可能性が高そうに感じられる馬場状況だ。

ペンタスは冬場の南関東遠征で、すべて左回りのコースに4度出走し、すべてふた桁着順。まったく結果を残せないまま4月17日の開幕に備えて帰厩してきたのだが、オープニングからの3戦は遠征の“後遺症”が残っていた可能性もありそう。そんな中でも一戦ごとに時計は詰めてきているし、前走時474キロの馬体重も、南関東での最終戦(2月27日・川崎)時より9キロ増えてきた。その状況下での勝ち馬からコンマ2秒差の4着は、着実な復調を示すものではないか。前述の通り、今回は展開面の助けもありそうだし、帰厩後から苦心してきただろう厩舎サイドの努力が実る可能性も十分にあると判断する。

▲3 シーホース(牝4、田中淳司厩舎)はJRA500万以下から門別転入4戦目の今回、当地初めての1200メートルに距離を短縮してきた。JRA時も、結果最終戦となった4走前14着の実績しか残っていないが、直線で先行勢の脚色が鈍りやすい今の門別1200メートルなら、直線一気のスタイルが嵌まるシーンがあっても驚けない。

あとは3連勝式のヒモ穴で、△2 アンテレクテュエル(牡6、田中正二厩舎)、△4 ディーズアマーレ(牝4、山中静治厩舎)、△6 ブリリアントアリス(牝5、米川昇厩舎)、△7 リボース(牝4、小野望厩舎)、△9 ブルーフォース(牡5、小野望厩舎)を押さえる。

<おすすめの買い目>  この買い目で投票

馬単(マルチ) 8⇔3・5(4点)
3連単(フォーメーション) 8→3・5→2・3・4・5・6・7・9 3・5→8→2・3・4・5・6・7・9(24点)

(文/ひだか)

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