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6月13日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「しゃくなげ特別」(A級2組、名古屋競馬場1600メートル)。
一長一短あるものの、勝ち負けレベルの馬ばかり。どこからでも狙える本日一番の大混戦と言えるが◎8 メモリーフェーブル(牝5、塚田隆男厩舎)の復活に期待したい。休み明けの今春はひと息の走りに終わるが、休養前には同条件のA級2組を4連勝してみせた実績派。今週の最終追い切りでは久々に一杯に追い切られ、4ハロン50秒台を切る絶好の動きを披露。復調への証が存分にうかがえた。前走2組の3着も先行馬有利の“行った行った決着”のなか、3着まで押し上げている。復帰5戦目を迎え、そろそろ完全復活といきたい。
実力上位の存在は○7 ミラクルシップ(牡5、川西毅厩舎)。2月のオープン特別を鮮やかに差し切っている決め脚の持ち主で、逃げ・先行馬ぞろいで速い流れが予想される展開も向きそうだ。ただ2走前の後に競走除外のアクシデントがあり、今回もひと息入った臨戦過程。順調さを欠いている面は否めない。仕上がり、調整度がポイントになりそうだ。
勢い魅力は▲3 ホウライフリート(牝4、藤ケ崎一人厩舎)。1月のC級1組から目下6連勝。その中には強敵ぞろいのB級1組で3連勝の離れ業も成し遂げた、飛び切りの好素材だ。名古屋デビューの生え抜きでもあり、デビュー以来15戦13勝、2、3着各1回とまだ底をみせていない。同タイプの先行ライバルぞろいだが、初めての準オープン挑戦でも期待を抱かせる。どんな走りをみせるか、注目だ。
不利な大外枠スタートだが、テンの速さで定評があるのは△11 エイシンテキサス(牡9、坂口義幸厩舎)。本質的にマイルの距離も長いだけに、マイペースの逃げが叶うか、展開、流れが好走へのカギになる。
一気の相手強化も中央戦歴から軽視できない△4 マコトキッショウ(牡4、角田輝也厩舎)が穴。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 8⇔3・4・7・11(8点)
3連単(フォーメーション) 8→3・4・7・11→3・4・7・11 3・4・7・11→8→3・4・7・11(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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