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14日(金)の園田競馬メイン第11レースに日刊スポーツ賞「第57回六甲盃」(4歳以上定量、園田競馬場2400メートル)が行われます。
年に1度の2400メートル戦は3月に行われていましたが、令和元年度からは姫路競馬開催など日程調整のために6月に移動されました。前回(平成31年3月)の六甲盃は、遠征馬が次々と回避して2013年以来地元馬だけのレースになりました。今回は17年の六甲盃で楽勝した名古屋の怪物カツゲキキトキトが直前に回避して、メンバー構成から地元馬が優位の一戦になりそうです。
前回の六甲盃でハナ差の接戦を演じたタガノゴールド、メイショウオオゼキよりも17年以来の挑戦で今年に入って重賞3勝の◎11 エイシンニシパ(牡6、橋本忠明厩舎)を上位と見ます。17年の六甲盃は3コーナー手前で一杯になって7着に沈みましたが、成長の跡を見せてくれると思います。昨年と今年は同時期(3月)に行われた2000メートルの佐賀・はがくれ大賞典に遠征し連覇。特に今年は2番手から抜けて2着(スーパーノヴァ)に1秒3差を付ける圧勝でした。前走の兵庫大賞典では好位から直線で抜け出して逃げたマイタイザンに4馬身差を付けて勝利し、さらにクビ差3着は前述したタガノゴールドでした。2走前のはがくれ大賞典のようにスタートを決めて好位追走から押し切りに期待です。
相手上位はやはり今年3月の六甲盃1、2着コンビ。前回の六甲盃はハナ差負け○6 メイショウオオゼキ(セン9、新子雅司厩舎)を相手筆頭に置きました。2500メートルだった前走の笠松・オグリキャップ記念では3コーナー過ぎに先頭に立ったカツゲキキトキトを3ハロン37秒4の上がり1番時計でアタマ差の2着まで迫っています。JRA(1000万下)から転入後4連勝をしたものの、重賞では惜敗が続いているだけに3度目の正直で憂さを晴らせるでしょうか。
▲12 タガノゴールド(牡8、新子雅司厩舎)は前回の六甲盃同様に直線まで待って抜け出しを狙います。
ほか、新子雅司厩舎が上位独占を目指す昨年の摂津盃馬☆3 タガノヴェリテ(セン7、新子雅司厩舎)、遠征馬ではひと息の近況も17年の大井記念(2000メートル)を制している△4 ウマノジョー(牡6、大井・渡邉和雄厩舎)などが続きます。
<おすすめの買い目>
馬単(ボックス) 11・6・12・3・4(20点)
3連単(ボックス) 11・6・12・3(24点)
(文/大阪日刊スポーツ・池永博省)
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