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月、火曜日の2日間連続開催になっている今週の金沢競馬。11月19日(火)のメインは、第10レースで争われる「アザレア賞」(A2級一組、金沢競馬場1900メートル)になります。
◎7 ヤマカツポセイドン(牡10、高橋優子厩舎)が得意の長丁場で決め手の違いを見せつけます。夏場はじっくり休養して10月から再始動しましたが、休み明け初戦は1400メートルと距離不足で3着、1700メートルに距離が延びた前走も先に直線抜け出した勝ち馬を捕らえきれず2着でした。向正面からロングスパートで一気に駆け上がってくる戦法から中、長距離向きで、先週の北國王冠にも出走希望していたほどです。しかし補欠となり出走は叶わなかっただけに、今回の1900メートルを勝って存在感を示したいところです。
○5 ビップフェリックス(牡4、中川雅之厩舎)は未勝利のまま今秋に船橋から転入してきて、いきなり2連勝と金沢でブレイクしました。前走の中央1勝クラスとのJRA交流戦でも4着まで詰め寄っており、まだ底を見せていません。1900メートルに距離は延びますが、中央在籍時には中距離を使われていて、こなせない距離ではありません。ヤマカツポセイドンより先に直線抜け出すことができれば、追い上げを振り切ってしまいそうです。
▲2 フクノヴァランス(牡4、加藤和宏厩舎)は前走のA1級二組で4着に敗れて3連勝を逃しました。1700メートルでフルゲートになると外枠からの発走では、どうしても位置取りが後ろになってしまう不利があります。中6日の連闘策になりますが、2走前のように2番手から早めに逃げた馬を交わして4コーナーを先頭で回れば、再びヤマカツポセイドンを抑え込むシーンがありそうです。
△8 ブロウユアマインド(セン7、加藤和宏厩舎)も前走の中央1勝クラスとのJRA交流戦では追い上げ届かずの5着でしたが、地元馬同士なら先行策も可能で見直しは必要です。1900メートルは初めてとなりますが、中央では2000メートル以上も多く使われていたことから、むしろプラスの要素になるかもしれません。
△1 スカイステージ(牡6、黒木豊厩舎)も末脚は切れるタイプで、直線の追い比べ勝負になるなら浮上するチャンスがありそうです。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 7⇔1・2・5・8(8点)
3連単(フォーメーション) 7→1・2・5・8→1・2・5・8 1・2・5・8→7→1・2・5・8(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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