レース展望・予想
■2021年05月13日
重賞初挑戦リンガーの大駆けに期待する「のじぎく賞」(園田競馬)

13日(木)の園田競馬メイン第11レースに「第59回のじぎく賞」(3歳牝馬定量、園田競馬場1700メートル)が行われる。今年は名古屋から2頭、地元馬10頭という構成だが、名古屋の2頭はいずれも重賞勝ち馬でレベルの高い一戦となりそうだ。

◎6 リンガー(土屋洋之厩舎)の大駆けに期待した。現在の格付けはB級で一気の相手強化にはなるが、2走前のヤングレディースリミテッド(地元デビュー牝馬限定戦)ではA級のマルカフォルトゥナ、フセノチェリーなどを一蹴。また、1870メートルの前走では兵庫ユースカップ3着のマンテーニャにしぶとく食い下がって2着と牡馬相手にも力負けしなかった。半姉は19年関東オークスJpnII・4着のローザノワールという血統背景からデビュー前に土屋洋之調教師が期待していた1頭で、バネのある走りは長い距離でこそ真価を発揮できると思われていた。絶好の舞台で一気に頂点に上りつめる。

○4 ニジイロ(名古屋・川西毅厩舎)は兵庫クイーンセレクション、東海クイーンカップで重賞2勝、浦和の桜花賞でも5着に入着しており、ここでは実績面で一歩リードしている。前走を見ていてもイレ込む面が解消された感じではないが、1800メートルで結果を出したことで距離に対する不安はなくなった。今回は内枠に入って内で揉まれる展開になると厳しいため評価を下げたが、ここは地力を信頼しての2番手評価とした。

▲9 エイシンウィンク(坂本和也厩舎)は兵庫で敗れたのが転入初戦にのちの兵庫ユースカップを制したサラコナンだけ。門別1000〜1200メートルで3連勝した実績があり、この馬も能力はトップクラス。1700メートルは初めてになるが、「ここを目標にしっかり長い距離を乗り込んで調教を工夫してきた」と坂本和也調教師はまったく気にしていない。揉まれずに運べる外枠もプラスで、逃げか2番手の外で競られることなく運べれば十分勝ち負けになるだろう。

☆3 ティーティーエイト(碇清次郎厩舎)は兵庫クイーンセレクション5着後からここを目標に間隔を空けて調整された。以前に比べてテンションがそこまで高くなることはなく、前に行きそうなパールプレミアやニジイロの後ろから運べばチャンスが出てくる。

△2 パールプレミア(新子雅司厩舎)は菊水賞で折り合いを欠いたように、1700メートルは現状少し距離が長い感じもあるが、今回は「調教からパシュファイヤーを着用して折り合いに改善が見られた」と新子雅司調教師は話していた。名古屋の若草賞を制したように素質は一級品。地元で重賞制覇を狙っている。

△5 ティーズダンキー(名古屋・今津博之厩舎)は名古屋の梅桜賞で重賞勝ち。前走は序盤で位置取りを悪くしたが、最後までしぶとく追い込んできたように距離は問題なくこなせる。初めての輸送競馬など課題はあるが、実力的には軽視できない1頭だろう。

<おすすめの買い目>  この買い目で投票

馬単(マルチ) 6⇔4・9・3・2・5(10点)
3連単(1軸流しマルチ) 6⇔4・9・3・2・5(60点)

(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)

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