レース展望・予想
■2021年07月20日
兵庫からの刺客シェナキング「MRO金賞」(金沢競馬)

7月20日(火)の金沢競馬メイン第11レースには、3歳馬による北陸・東海・近畿地区交流の「第65回MRO金賞」(3歳、金沢競馬場1900メートル)が行われます。

今年は兵庫と名古屋からそれぞれ1頭ずつと遠征馬は少ないですが、いずれも鋭い決め手を兼ね備えており、石川ダービー馬を制した地元の大将格アイバンホーがこの2頭を退けて連勝を伸ばすことができるか注目されます。

兵庫から参戦の◎4 シェナキング(牡、兵庫・山口浩幸厩舎)は兵庫3歳一冠目の菊水賞の勝ち馬で、長く使える末脚を武器に、1700メートル以上では8戦4勝、2着4回と連対を外していません。前走の兵庫ダービーでも外からまくって4コーナーで先頭に立ちましたが、大外から競り合いながら伸びてきた勝ち馬にゴール板で並ばれ、ハナ差及ばず無念の2着でした。引き続き追い切りでは軽快な動きを見せており、園田よりも直線が長い金沢コースならロングスパートが届きそうです。兵庫ダービーの悔しさを金沢で晴らしたいところです。

○8 アイバンホー(牡、金田一昌厩舎)は前走の石川ダービーで、スタートからビルボードクィーンとのマッチレースを演じてクビ差まで迫られましたが、最後まで抜かせず北日本新聞杯に続く重賞連勝を飾りました。その後は高知優駿へ遠征するプランもありましたが、激戦後とあってリフレッシュも兼ねて小松温泉牧場へ短期放牧に出されました。6月末に帰厩し、ここ目標に長めの距離を追い切られて態勢を整えてきました。さらに相手は強くなりますが、まだ負け知らずの金沢コースが舞台なら、遠征性を迎え撃つチャンスはありそうです。

名古屋の▲9 スプリングメドウ(牡、名古屋・井手上慎一厩舎)は、東海3歳一冠目の駿蹄賞で3着、二冠目の東海ダービーでも3着と重賞で勝ち切れていませんが、早めに仕掛けても最後まで崩れない持続力は魅力です。東海ダービー後はここ目標に乗り込まれており、順調な仕上がりを見せています。何といっても手綱を握る岡部誠騎手は、日本海スプリント、金沢スプリントカップと金沢で重賞を連勝中で、今回もその手腕に注目が集まります。

岩手から金沢へ転入してきた△5 ベニスビーチ(牝、中川雅之厩舎)は転入初戦で古馬B1級を打ち破って、ここへ臨んできました。4コーナー外から一気にまくって直線先頭へ抜け出した前走の勝ちっぷりの良さから、各地の3歳トップクラスが相手でも好勝負が期待できそうです。

△1 ベルウッドアリイ(牡、加藤和義厩舎)は中央未勝利から移籍してきた当初から馬体の良さが目立っており、金沢に来てからは3着以内を外していません。前走のJRA条件交流戦で3着まで追い上げた末脚を今回も発揮できれば、上位争いに加われそうです。

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馬単(マルチ) 4⇔1・5・8・9(8点)
3連単(フォーメーション) 4→1・5・8・9→1・5・8・9 1・5・8・9→4→1・5・8・9(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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