レース展望・予想

名古屋

2023年01月31日

キージュピターに昇級の壁はなし「大治特別」(名古屋競馬)

1月31日(火)の名古屋競馬メイン第10レースは「大治特別」(A級4組、名古屋競馬場1500メートル)。

◎8 キージュピター(牡4、川西毅厩舎)が主役だ。昨年秋の当地転入後、2勝、2着2回、3着1回の好成績を残す。前走もハイレベルメンバーの準重賞・新春盃2着と価値が高い。先に抜け出した勝ち馬は捕らえられなかったが、直線できっちり末脚を伸ばし、1馬身差まで追い上げた好内容だった。A級昇級初戦でも、直線勝負に持ち込めばいきなり好勝負だ。

最近2走では不発だが○7 ナムラアッパレ(牡8、倉地学厩舎)は2つの上積み材料が魅力。ここ2走はともに差しタイプにとって流れに乗りにくい3、1枠の内枠からのスタート。しかも前走は当地で馬券貢献できていない不得手の1700メートル戦だった。しかし200メートルの距離短縮でキレが増す。後方から鋭い突っ込みを見せた3走前のA級4組特別(1馬身差2着)の再現は十分。

一方、▲10 ウィップラッシュ(牝6、迫田清美厩舎)は距離延長がマイナス要因。再昇級後のA級・1500メートル戦では9、4着と直線で詰めが甘くなっており、道中のペースが好走への鍵になりそうだ。

穴は△6 キョウワスピネル(牡8、宇都英樹厩舎)。昨年は勝ち星を挙げられなかったが、一昨年5月には旧・名古屋のA級3組特別Vをはじめ、A級シーンで活躍した実力派。追い込みが勝ちパターンのため、直線が長くなった新競馬場は本質的に脚質にマッチ。再転入初戦から目が離せない。

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馬単(マルチ) 8⇔2・6・7・10(8点)
3連単(フォーメーション) 8→2・6・7・10→2・6・7・10 2・6・7・10→8→2・6・7・10(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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