レース展望・予想

笠松

2023年02月23日

得意舞台でロッキーブレイヴ「ウインター争覇」(笠松競馬)

2月23日(祝・木)の笠松競馬メイン第9レースは「第40回ウインター争覇」(笠松競馬場1800メートル)。

10頭立てのうち、大挙6頭参戦した名古屋勢がV争いをけん引する。なかでもV筆頭は◎9 ロッキーブレイヴ(牡5、竹下直人厩舎)。短距離1400メートル戦への参戦が多く、成績イマイチの近況だが、昨年10月の笠松・オータムカップの優勝馬だ。好位キープから早めに先頭に立ちそのまま押し切って、待望の重賞初制覇を成し遂げたように、当地の中距離では好成績を残す。大晦日の東海ゴールドカップ3着も、甘いスタートで不利な後方からのレースを強いられたロスがありながら、しぶとく追い込んだもの。地元より馬場が軽く、小回りの当地の方が本質的に脚質が合うのだろう。何より13戦10勝、2着2回の抜群の相性を誇る主戦・岡部誠騎手とのタッグが復活。さらに少々スタートが甘くなってもレースの流れに乗りやすい外枠スタートもプラスに作用する。得意の笠松中距離戦で重賞2勝目を飾るか。

軌道に乗ってきた同じ名古屋勢の○10 ロジペルレスト(セン8、榎屋充厩舎)が最大のライバル。転入戦こそ粘り甘く4着に留まったが、ひと叩きした前走の地元オープンを華麗に抜け出し3馬身差V。中央4勝の実力派が改めて底力を証明した。ロッキーブレイヴ同様、先行タイプで笠松コースがいかにも合いそうなタイプ。互角の高い評価が必要だ。

地元・笠松勢では▲5 イイネイイネイイネ(牡4、田口輝彦厩舎)に期待がかかる。掛かる面がありモロさも同居するが、折り合えば長くバテずにいい脚を使う。前走・東海ゴールドカップ5着は絶好のスタートがかえって格好の目標になる不利もあった。レース間隔を空けて仕上がり十分で臨む今回。結果がほしいところだ。

A級2組とは言え2走前の走りと勝ちっぷりが光った△2 クインザヒーロー(牡10、迫田清美厩舎)も展開ひとつでチャンスがある。

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馬単(マルチ) 9⇔2・5・6・10(8点)
3連単(フォーメーション) 9→2・5・6・10→2・5・6・10 2・5・6・10→9→2・5・6・10(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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