金沢
2023年03月14日
ハクサンアマゾネスなど好メンバー揃う「桜暦特別」(金沢競馬)
開幕戦から3日間連続で開催されている2023シーズンの金沢競馬は、3月14日(火)に3日目を迎えます。メインカードは第11レースの「桜暦特別」(A1級一組、金沢競馬場1400メートル)で、例年4月から始動していたハクサンアマゾネスが早くも登場するなど注目馬が顔を並べて、見逃せない一戦になりました。
昨年末の中日杯でヴェノムにクビ差競り負けて2着に敗れた◎4 ハクサンアマゾネス(牝6、加藤和義厩舎)は、冬場北海道の育成牧場へ放牧に出されて、立て直しが図られました。体調を崩して放牧に出されたことではなかったため回復は早く、2月下旬に金沢へ戻って来ました。帰厩後すぐに長めを追い切られて好時計をマークしており、好調さは維持できているようです。主戦の吉原寛人騎手が高知で短期騎乗中のため、堀場裕充騎手がおよそ3年ぶりに手綱を握りますが、追い切りで見せた迫力満点だった直線の動きから、冬休み明けでもパフォーマンスの高さを見せてくれそうです。
○7 オヌシナニモノ(牡6、佐藤茂厩舎)は元中央4勝馬で金沢で走るのは初めてになりますが、すでに金沢所属で園田の交流重賞・兵庫ゴールドカップと兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIに挑戦しています。いずれも掲示板外に敗れていますが、兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIではJRA勢と先手を競り合うスピードは見せていました。冬場は京都の育成牧場の坂路で鍛え直されており、金沢の1400メートル戦ならあっさり勝っても不思議ではありません。
▲3 プレシャスエース(牡10、井樋一也厩舎)も元中央4勝馬で、南関東でも4勝を挙げて、昨年のテレ玉杯オーバルスプリントJpnIIIでも逃げて4着に粘っています。前戦地の高知では2戦して10着続きと苦戦しましたが、金沢に来ればテンの速さについてこれる相手はいなさそうです。同型のオヌシナニモノを抑え込んでペースを握ることができれば際どい勝負に持ち込めるかもしれません。
△5 ファストフラッシュ(牡8、鈴木正也厩舎)は昨年末の中日杯で5着に敗れた後、小松温泉牧場へ放牧に出されて立て直しが図られました。上位3頭に比べてまだ追い切り時計は目立っていませんが、冬休み明けは3年連続で白星発進を飾っており、今年も警戒は必要です。
△1 エムティアンジェ(牝4、佐藤茂厩舎)は昨年10月に復活Vを飾ってから再び休養を余儀なくされましたが、ひと冬を越えて体調面に不安がなくなっています。重賞常連の一線級が相手でも好勝負ができれば自信を取り戻せそうです。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 4⇔7・3・5・1(8点)
3連単(フォーメーション) 4→7・3・5・1→7・3・5・1 7・3・5・1→4→7・3・5・1(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)