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クロノスミノルvs.ティーエスバラ（金沢競馬）

2022年度の金沢競馬は残り2日間になります。今週は月、火曜日の連続開催となり、3月27日（月）の注目カードは第8レースのB2級八組（金沢競馬場1500メートル）で、開幕戦を白星で飾った2頭が連勝をかけて激突します。

◎4 クロノスミノル（牡4、中川雅之厩舎）は昨年12月に中央未勝利から移籍すると、転入初戦のC2級九組をいきなり逃げ切って、スピードの違いを見せました。冬季休業期間中は小松温泉牧場へ放牧に出されて鍛え直されたことで、開幕戦のC2級一組では逃げた馬を交わして2コーナーから先頭に立つと、最後まで追いすがる2着馬を並ばせることなく、押し切ってしまいました。540キロ台の大型馬ながら仕上がりは早く、冬休み明けでも軽快なスピードを見せたことから、B2級にクラスが上がっても問題なく通用しそうです。

○7 ティーエスバラ（牡11、加藤和宏厩舎）は今季高知から移籍してきて、開幕戦のC2級二組で転入初戦勝ちを飾りました。終始逃げた馬の2番手をキープし、4コーナーで交わして先頭に立つと、そのまま2着を3馬身引き離す独走状態でした。高知ではC3クラスでも連絡みが遠ざかっていましたが、金沢でやれる手応えをつかみました。ひと叩きされたことで追い切りの動きも良くなっており、今回も逃げた馬を好位でにらみながらレースを進めることができれば、底力の違いで抜け出してきそうです。

▲2 ダンスインザスノー（牡5、井樋一也厩舎）は冬場名古屋で大敗したこともあって、開幕戦のB2級五組はどうかと思われましたが、後方追走から3着まで追い上げてきました。苦手にしていた内枠発走を克服できたのは大きく、先行一辺倒だったこれまでと違って戦法に幅が出ました。馬にやる気が出るよう馬具を工夫して調教を積んでおり、クロノスミノルが早め先頭に立って後続を大きく引き離す展開になるなら、混戦の次位争いから抜け出してきそうです。

△5 ビックハート（セン6、高橋道雄厩舎）は開幕戦のB2級五組でダンスインザスノーに次ぐ4着でしたが、昨終盤のように先手を奪い積極的に運ぶレースができれば、前残りが図れるかもしれません。

△1 サマーソルト（セン6、鋤田誠二厩舎）も開幕戦は好位追走一杯の7着と奮いませんでしたが、昨終盤戦のB1級で3着まで詰め寄っていた内容から、冬休み明け2走目で変わり身があっても不思議ではありません。

＜おすすめの買い目＞　

馬単（マルチ）　4⇔7（2点）
3連単（フォーメーション）　4・7→4・7→2・5・1（6点）

（文／中部地方競馬記者クラブ）