金沢
2023年06月20日
1400m戦に戻ってヒロノランマン(金沢競馬)
日、火曜日で開催されている今週の金沢競馬は、20日(火)に4日目が行われます。1レースから3連単で20万円台の万馬券が飛び出るなど18日(日)の開催がやや荒れ気味で、今週の馬場状態は難しそうな傾向ですが、第9レースのB2級五組(金沢競馬場1400メートル)は、上位5頭の争いで馬券的には絞りやすく、組み合わせでも好配当が期待できそうです。
◎2 ヒロノランマン(セン9、金田一昌厩舎)は、4月初旬に大井から移籍してきてC級でいきなり2連勝を飾りましたが、B2級にクラスが上がった前走はスタートから反応がいまいちで4着と力を出し切れませんでした。巻き返しを狙うため今回は同じレースで走るニューレトロと併せ馬を行い、直線はラストまでハードに追われて、気合を入れ直されています。転入初戦で後続を大差引き離す楽勝劇を演じた1400メートル戦に距離が戻るのは良さそうで、発馬を決めて前々でレースが運べれば本来のスピードを発揮してくれそうです。
○1 ジェイケイボニータ(牝4、高橋俊之厩舎)は3歳春に中央未勝利から金沢へ転入してきて、軽快なスピードを武器に4戦連続で連対する活躍を見せました。その後は南関東へ移籍して川崎で2勝を挙げましたが、今年4月に大井で戦列復帰してからは不振が続いたため再び金沢へ戻って来ました。再転入してきた当初は追い切りの動きもいまいちでしたが、17日(木)の本追い切りでは水準並みの時計で駆けており、出走態勢は整っています。復帰初戦が1400メートル戦なのは歓迎で、自分のレースに持ち込めれば復調のきっかけをつかめるかもしれません。
▲5 ニューレトロ(牡4、金田一昌厩舎)は5月に入ってから連続2着とリズムを上げ、そのまま勢い乗るかと思われましたが、前走のB2級四組は好位追走一杯の7着と崩れてしまいました。砂を被ると走る気を失うことがあって乗り難しい面はありますが、外目好位でスムーズに運べればしぶとい先行力が発揮できます。ヒロノランマンとの併せ馬で、こちらも気合が入れば巻き返しがありそうです。
△4 サクセスソング(牝4、鋤田誠二厩舎)は3走前のB2級五組で5着に敗れるなど一時リズムを崩していましたが、前走のC1級一組で2着に巻き返しました。再びB級入りとなりましたが、ペースに戸惑わなければ、本来の堅実な走りを見せてくれそうです。
△7 クールドレーヌ(牝4、高橋俊之厩舎)も前走のB2級四組で4着に敗れて金沢で初めて馬券絡みを外しましたが、中間はレース間隔を空けて鍛え直されています。減少傾向だった馬体重に歯止めがかかれば、巻き返しがあっても不思議ではありません。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 2⇔1・5・4・7(8点)
3連単(フォーメーション) 2→1・5・4・7→1・5・4・7 1・5・4・7→2→1・5・4・7(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)