レース展望・予想

金沢

2023年08月06日

ダイヤモンドラインが石川ダービー2着馬の意地見せるか「石川門カップ」(金沢競馬)

金沢競馬は今週も日、火曜日の通常開催になります。6日(日)のメインカードは最終第12レースの準重賞「石川門カップ」(3歳金沢デビュー馬、金沢競馬場1700メートル)になります。

9月3日の重賞・サラブレッド大賞典へのトライアルで、ここ2年は7月に行われていましたが、今年は8月に入ってからの実施となり、猛暑続きでも飛躍を目指す3歳が顔をそろえました。

◎2 ダイヤモンドライン(牝、佐藤茂厩舎)は金沢3歳重賞一冠目の北日本新聞杯(1700メートル)で11着に崩れましたが、その後の石川ダービー(2000メートル)で2着に巻き返すと、続く3歳牝馬重賞の加賀友禅賞(1400メートル)でも2着を外しませんでした。春先はなかなか調子が上がらず不甲斐ないレースもありますが、北日本新聞杯大敗後の3歳A2組(1700メートル)を好位抜け出しで快勝するとリズムを取り戻し、重賞でも勝負どころから一気にコーナーを駆け上がって直線伸びてくる本来の姿を見せることができました。加賀友禅賞から1カ月ほどレース間隔が空いたことで連戦の疲れは癒えたようで、速い追い切り時計は出ていませんが、動きは引き続き悪くありません。ショウガタップリが不在のメンバー構成なら、世代ナンバー2の意地にかけて負けられないところです。

○5 ピンクビジョン(牝、加藤和宏厩舎)は前走の加賀友禅賞でスタートから先手をうかがう積極性を見せ、3コーナーでショウガタップリに早めに交わされても2番手追走で必死に食い下がりました。ゴール手前で中団から伸びてきたダイヤモンドラインに捕まってしまい3着でしたが、そのまま2着もあるかと思われた内容でした。コンスタントに使えた2歳時とは違って今季は春先から順調さを欠いてしまい、戦列復帰したノトキリシマ賞(1500メートル)では5着、続く北日本新聞杯では7着と奮いませんでした。しかし前走際どい2着争いを演じられたことで自信を取り戻したようで、追い切りではキレのある動きが戻ってきています。1700メートルではまだ連絡みありませんが、上昇度ではダイヤモンドラインを上回るだけに、再び積極的に運べるなら逆転のチャンスもありそうです。

▲6 ビックバンブー(牡、金田一昌厩舎)はここ2走4着と末脚が届いていませんが、1700メートルに距離が延びるなら見直しが必要です。5月下旬の3歳A1組(1900メートル)で2着があるように長い距離の方が持ち前の末脚が生かせるタイプで、ペースがそれほど上がらず馬群が一団となって直線の追い比べ勝負になれば、決め手の違いで抜け出してくるかもしれません。

△7 エムザックローバー(牡、中川雅之厩舎)は前走の3歳A1組(1500メートル)で3着とビックバンブーに先着しており、3戦連続で馬券に絡んでリズムを上げています。2歳時はダイヤモンドラインやピンクビジョンに比べると見劣っていましたが、走る気になってきた今の状態なら差は縮められそうです。

△4 ベストオーシャン(牡、鈴木正也厩舎)も3歳になって大きく力をつけた1頭です。石川ダービーで12着大敗を喫し、前走の3歳A1組(1500メートル)でも5着と苦戦していますが、少頭数なら本来の先行するレースも可能なだけに変わり身があるかもしれません。

<おすすめの買い目>  この買い目で投票

馬単 2→5・6・7・4 5・6→2(6点)
3連単(フォーメーション) 2→5・6・7・4→5・6・7・4 5・6→2→5・6・7・4(18点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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