レース展望・予想

金沢

2023年08月08日

連覇なるかグランパラディーゾ「読売レディス杯」(金沢競馬)

グランダム・ジャパン2023古馬シーズンの「第41回読売レディス杯」(3歳以上牝馬、地方全国交流、金沢競馬場1500メートル)が、8月8日(火)の金沢競馬最終第12レースで争われます。今年は大井から2頭、北海道、兵庫、高知、佐賀から各1頭ずつの計6頭が遠征してきて、バラエティーに富んだメンバーになりました。

◎5 グランパラディーゾ(牝5、大井・渡邉和雄厩舎)は昨年のこのレースの覇者で、連覇を狙って今年も参戦してきました。ですが、ここ1年間で出走できたのはわずか3レースのみで順調とは言えず、川崎のスパーキングレディーカップJpnIIIを叩いて挑んできた昨年とは違って、今年は浦和のしらさぎ賞で3着以来となる約3カ月半ぶりの休み明けになります。休養期間中は福島県のノーザンファーム天栄で乗り込まれており、ここに向けて小林牧場の坂路コースで行われた本追い切りでは、馬なりで併走馬を追い掛けて並びかける反応の良さを見せました。一応の出走態勢は整っており、地元のエース吉原寛人騎手の導きで、昨年同様に鋭い決め手を発揮してゴール前抜け出せるか注目です。

同じく大井の○1 ジュランビル(牝7、大井・福永敏厩舎)は2走前に佐賀ヴィーナスカップを好位抜け出しで快勝し、前走の兵庫サマークイーン賞では直線内から伸びて2着に入り、現在グランダム・ジャパン古馬シーズンのポイント争いでトップに立っています。昨年のイヌワシ賞で接戦の2着争いを制した以来となる金沢遠征で、コース相性の良さで好勝負を見込んでいます。砂を被っても怯まないタイプで、逃げた馬を4コーナーで交わして直線内から先頭に抜け出すことができれば、グランパラディーゾの猛追を抑え込めるかもしれません。

兵庫の▲10 クリノメガミエース(牝4、兵庫・石橋満厩舎)は前走の兵庫サマークイーン賞で直線大外一気の追い上げで2着のジュランビルに1馬身半差3着まで伸びてきました。先行して持ち前のスピードで押し切るだけでなく、前半は後方に控えて終盤に脚を伸ばすレースもこなせる自在性があります。距離も不問なタイプで1500メートル戦なら問題はなく、兵庫のエース吉村智洋騎手の判断で、先行するか追い込むか展開に合わせて戦法を変えてきそうです。

高知の△9 アンティキティラ(牝4、高知・別府真司厩舎)は3歳時に佐賀と名古屋に遠征して重賞3勝の実績があります。古馬になって伸び悩んでいますが、前走高知のヴェガ特別(1300メートル)では積極的に運んで2着と復調の兆しを見せました。元金沢所属の畑中信司騎手が騎乗するのも心強く、先手争いを制することができれば前残りが図れるかもしれません。

地元勢では△3 エムティアンジェ(牝4、佐藤茂厩舎)に期待です。2走前のお松の方賞では行き脚がつかず6着と人気に応えられませんでしたが、前走のA1級一組を勝って再びリズムを上げており、遠征勢に一矢報いたいところです。

<おすすめの買い目>  この買い目で投票

馬単(マルチ) 5⇔1・10・9・3(8点)
3連単(フォーメーション) 5→1・10・9・3→1・10・9・3 1・10・9・3→5→1・10・9・3(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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