兵庫
2023年08月10日
才能開花なるかミナックシアター「兵庫ジュベナイルカップ」(園田競馬)
10日(木)の園田競馬メイン第11レースに「第1回兵庫ジュベナイルカップ」(2歳定量、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎11 ミナックシアター(牝、土屋洋之厩舎)は820メートルの初出走こそスピードの差が出てしまったが、1400メートルへ延ばしてから2戦連続で上がり最速をマークしている。特に前走は4コーナーで大外へ振られる距離ロスが響いたが、勝ったスタビライザーには半馬身差まで迫っていた。スムーズにさばけていれば逆転まであっただろう。今回は重賞で前半のペースも速くなる可能性が高く、この馬の末脚がさく裂しそうだ。重賞で初勝利も夢ではない。
○5 マミエミモモタロー(牡、諏訪貴正厩舎)は素質馬がそろった1400メートルの初出走で完勝した。出脚の良さ、操縦性が高さ、非凡な勝負根性などセンスの高さを見せつけた勝ちっぷりで奥の深さを感じさせた。内で包まれても対応できると陣営は見ており、好位の内でじっくり脚をためる競馬で勝利を狙ってくるだろう。
▲12 スタビライザー(牡、長南和宏厩舎)は唯一の2勝馬。軽く気合をつけた程度で楽に押し切った初戦、ミナックシアターの追い上げをしのいだ2戦目ともに力強い内容でまだ伸びしろがある。気性的に遊ぶ面がなく、大外枠でもうまく対応できるだろう。スピード勝負では分が悪いだけに、速い流れに対応できるかどうかが鍵になる。
☆9 ハバナビーチ(牝、保利良平厩舎)は初出走で見せたゲート入りの課題こそ残すが、スタートセンスは良くスピードは抜群。中間のゲート練習では覆面を着用してスムーズに入っており、初戦で見せた不安は解消されたとみて良さそうだ。中間の能力検査では1400メートルで古馬と一緒に走り、互角の走りを見せていた。距離延長にも対応できそうだ。
△2 クラウドノイズ(牡、坂本和也厩舎)は820メートルを好時計で勝利したが、今回は中1週で一気の距離延長と克服するべき課題は多い。センスの高さはここでも引けを取らないだけに、初コンビとなる下原理騎手の手腕に期待したい。
△10 グレールール(牝、野田忍厩舎)はデビュー前からの評判が大きく、出走した過去2回はすべて1番人気に推されていた。前走は逃げが裏目に出たが、今回は中団で脚をためる作戦を陣営は立てている。こちらも大一番で初勝利が期待される。
<おすすめの買い目>
馬単 11→5・12・9・2・10(5点)
3連単(1軸流し) 11→5・12・9・2・10(20点)
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)