笠松
2023年08月30日
晩成型クフィールがラスト一冠を射止める「岐阜金賞」(笠松競馬)
8月30日(水)の笠松競馬メイン第11レースは「第47回岐阜金賞」(3歳、笠松競馬場1900メートル)。
3歳秋のチャンピオンシップに組み込まれた、東海の3歳三冠路線の最終戦。無敗の東海ダービー馬セブンカラーズ不在もあって激戦ムードだが、一戦ごとに力を蓄える晩成型の◎7 クフィール(牡、今津博之厩舎)から狙いたい。春の重賞戦線では駿蹄賞3着、ぎふ清流カップ2着とタイトル獲得は叶わなかったが、6月には古馬とのC級一般戦を快勝。そして前走の準重賞・けやき杯では駿蹄賞2着のマロンアイスとの直線の競り合いを制し、地力アップする姿を示した。ソエの影響で調教などを控えられ、思うような上昇カーブを描けなかった晩成タイプが、確実に成長してきているようだ。馬体重は500キロを優に超えて馬っぷりがよく、ストライドも大きく、いかにも中距離以上が合う。「まだ7、8割。本当によくなるのは4歳になってから」と管理する今津博之調教師は話すが、将来に大きな期待を寄せている。前哨戦を勝ち切った好素材が、ラスト一冠を射止めるか。
ただ強敵は多い。前走でクフィールにクビ差及ばなかった○3 マロンアイス(牡、川西毅厩舎)はひと息入ったブランクのあるローテーションだった。ひと叩きされた効果で逆転をうかがう。
実績上位の存在は▲1 リストン(牡、荒巻透厩舎)。新緑賞、駿蹄賞と連勝し、東海ダービーでも3着。高く安定した持ち前の先行力はもちろん有力なV候補だ。
クイーンカップ、ブルームカップを連勝と笠松コース2戦2勝の上り馬△12 ペップセ(牝、今津勝之厩舎)の勢いも高評価が欠かせない。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 7⇔1・2・3・12(8点)
3連単(フォーメーション) 7→1・2・3・12→1・2・3・12 1・2・3・12→7→1・2・3・12(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)