名古屋
2023年09月25日
転入後3連勝なるかアルバーシャ「クンツァイトオープン」(名古屋競馬)
9月25日(月)の名古屋競馬メイン第11レースは「クンツァイトオープン」(A級1組、名古屋競馬場2100メートル)。
転入後2連勝と地力発揮する◎6 アルバーシャ(牡5、今津博之厩舎)が中心だ。中央2勝クラスで3着入着を持つ実績派だから当然と言えるが、転入戦の地元A3級を外々を回って力で抜け出せば、前走は笠松出張戦に矛先を向けてオープンV。ハナ差の辛勝だったが、笠松古馬ナンバーワンのストームドッグとの直線の激しい競り合いを仕留める価値がある勝利だった。500キロを超える大型馬で1完歩が大きく、中央時の主戦場は中・長距離。2100メートルに延びた距離延長は望むところ。併せ馬の追い切りで難なく先着を果たしたようにデキに不安もない。古馬重賞の谷間の開催で、重賞クラスの一線級の強敵不在のオープン特別でもある。3連勝へ視界が広がる。
相手筆頭は同様に距離歓迎とする○7 リアルモンスター(牡4、原口次夫厩舎)。短距離の1500メートル戦ではスピード負けして惜敗が続いたが、中距離の1700メートル戦で出走機会3連勝中。ゆったりと流れるレースで持ち味が生きるタイプだ。昇級初戦だった前走も2番手から安定した運びできっちり差し切り、依然好調をキープ。オープン初挑戦でも好勝負が可能。
ひと叩きされた効果で前進が期待できるのが▲8 ナムラアラシ(牡10、今津博之厩舎)。約半年ぶりの休養明けに、距離不足だった前走の復帰戦を、後方から4着まで押し上げたのは力の証。2月の笠松・ウインター争覇での銅メダルをはじめ、昨年10月には地元オープンを勝ち切っている実力派。衰えを知らない10歳馬も馬券に欠かせない1頭だ。
勝ちみは遅いが崩れない強みを持つ△2 リョウガ(セン6、伊藤勝己厩舎)も軽視できない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)