名古屋
2023年09月20日
ミトノウォリアーの3連勝か「セレクトゴールド第2戦」(名古屋競馬)
9月20日(水)の名古屋競馬メイン第11レースはJRA認定「セレクトゴールド第2戦」(2歳・名古屋所属・名古屋デビュー・認定競走未勝利馬限定、名古屋競馬場1500メートル)。
厩舎期待の若駒がそろった興味深い一戦。しかし準重賞第1弾の若駒盃をセンスあふれる走りで快勝した◎3 ミトノウォリアー(牡、角田輝也厩舎)がV争いをリードする。キャリアわずか1戦で臨んだ前走、スタート直後に他馬によられる不利もあったが何のその。涼しい顔でサッと好位3番手を難なくキープし流れに乗った。そして絶好の手ごたえで2コーナー過ぎから上昇を開始すると脚色十分で早めに先頭に立ち、そのまま力強く押し切る“横綱レース”で快勝。「道中若さも見せて走ってるけど、その分伸びしろがありそう。今後かなり期待できるんじゃないかな」。辛口ジャッジの多い第一人者・岡部誠騎手が将来性を期待する若駒でもある。中間は調教や追い切りを強化し前走以上の動きを見せてさらに上昇気配がうかがえる。デビュー3連勝を決めて、さらに今世代のトップランナーをアピールしたい。
強敵は勝負根性としぶとい走りに定評のある○4 カピタン(牝、安部幸夫厩舎)。新馬戦はスピード負けして2着に留まったが、1500メートル戦に延びて2歳1組特別を2連勝。ともに直線の追い比べを自慢の末脚で制する奥のある内容。ここも直線勝負に持ち込めば3連勝が狙える。
若駒盃2着の▲8 ウインジャック(牡、倉地学厩舎)も魅力の好素材。前走は前半走る気をまったく見せなかったが、エンジンが掛かり出した直線では矢のような鋭い伸びを披露。併せ馬での追い切りで直前気合を入れられ、調教効果が出れば前半から走りが一変していい。
相手なりに走れてレース経験の多さが強みになる△7 ハーピークオーレ(牝、角田輝也厩舎)も馬券に欠かせない1頭。
(文/中部地方競馬記者クラブ)